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田中宇史観:世界帝国から多極化へ
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>資本家の側から見ると、2度の大戦は、英国とドイツ(独日)を戦わせて相互に破滅させ、
>残りの世界の諸国(世界中の植民地)を支配から解放し、戦後の世界的な経済発展を引き起
>こそうとする動きだ(2度の大戦後、各植民地が独立していく)。
アジア主義もそのような動きの一環としてアジアの植民地支配を終わらせるべく多極派
が流行させた思想。アジア主義は主戦論派と非戦論派に分裂し前者が勝った。
近代日本は結局、大英帝国を消耗させるために投資を受けて程よく発展しおだてられ
当て馬にされたのか。愚朴な軍部と民衆をその気にさせるのは難しくなかっただろう。
(同様に、ドイツも手の上で転がされた感がある。ナチスを作ったのは多極派か?)
日本が当て馬として一定の仕事をしてから負けたのでアジア主義は敗戦とともに用済みとなった。
(戦後すぐ英国がリベンジで多極派の計画を潰し米を傀儡化し冷戦開始。日本は英米軍産ポチ化)
満州事変が起きた後、アジア主義者でもあった犬養毅は満州国という存在を承認しろ
という軍部の要求をはねのけていた。犬養毅は非戦論派だった(だから殺された)。
彼の思惑は、満州国の形式的領有権は中国にあることを認めつつ実質的には満州国を
日本の経済的支配下に置くというもので、いかにもアジア主義を仕掛けた多極派的な発想。
日露関係(特に北方領土問題)もこのような発想で進んでいくのだろうか。
多極派は国連を使って覇権の機関化を試みたが英のリベンジによる冷戦開始でとん挫。
そして現在、冷戦を終わらせ英米の火気流失に成功した多極派が再び巻き返している。
フランス革命の裏にも多極派がおり、現在仏で似たようなことが起きている。
多極派の中には貴族王族の家計も多い。彼らは多極派になることで生き延びた。