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「日本は破綻するだろう」 リクシル潮田会長が日本嫌いの理由
売上高1兆6千万円超を誇る住宅設備メーカー「LIXILグループ」。
『日経ビジネス』が、潮田洋一郎会長兼CEOがMBO(経営陣による買収)を行った上で本社をシンガポールに移そうとしていると報じ、波紋を呼んでいる
「“日本脱出”です。シンガポールは法人も個人も税負担が日本より軽い。
ただ、証券会社からは、移転価格税制との兼ね合いで海外移転は難しいと指摘されていました。
今回はM&AアドバイザリーファームのGCAにパートナーを代えて具体策を練らせているようです」
「日本で納税するつもりはない」
洋一郎氏は自身の生活拠点もすでにシンガポールに移しているが、その背景にあるのが潮田家と国税当局との長年にわたる確執だという。
「潮田家は93年、健次郎氏の兄・猪一郎氏が亡くなった際の相続で33億円の追徴課税
さらに14年には健次郎氏が亡くなった際の相続で60億円の追徴課税を命じられています。
いずれも受け皿の資産管理会社に相続資産を移すなどして評価額を引き下げるスキームでした」
洋一郎氏は「日本で納税するつもりはない。いずれ国債は暴落し、日本は破綻するだろう」と公言して憚らない。
だが、復権以降、国債より先に急落したのがリクシルの株価だ。
洋一郎氏が嫌いな日本の株式市場は“趣味人経営者”を厳しく評価している。
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