17/05/03 09:35:59.44 jcLryf7d0.net
「サンカ」が県境に隠れ住む理由
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とある暴力団組織の三次団体組長によく取材をしていた時期がありました。
相手はヤクザですから当然、普段以上に緊張するのですが、
その方は大変お話の面白い方で、自分は、恐れつつもワクワクして取材に当たっていました。
こちらがビビりつつも興味しんしんで話を聞く姿が面白かったのでしょうか、
組長は色々なお話をしてくださいました。
とんでもなく恐ろしい話を平気でするものですから、取材が終わり、
サヨナラをするとどっと疲れが押し寄せてくるんですよね。
コーディネーターの方はそれを「ワル疲れ」と言っていました。
このブログで最近投稿している山梨県丹波山村や、
九州の「サンカ」事情に思いを巡らせていた時に、
ふと、この組長の言葉を思い出しました。その言葉とは...
「県境にはワルが多い」
ということです。
県境には不良の徒が集まりやすく、当然犯罪も多いというわけです。
その理由を聞くと「県境をまたげばオマワリが追って来ない」からといいます。
明治時代、官憲による山窩対策のひとつが、「追い払い」でした。
つまり、巣食っている「山窩」をとにかく追い払うのです。それでは根本的な解決にはなりませんが、
「追い払い」が最も有効な処置であるとして(他に対策がなかったから)長らく行われていたようです。
管轄外へ追い払えば一件落着、というわけです。
組長のお話と、明治期の山窩対策を合わせてみると、
「サンカは県境に隠れ住んだ」という仮説を立てることができます。