16/04/22 22:58:57.23 7YIiwXpj0.net
仮に生産力が人質から解放された文明社会において、「生産活動(労働)」は従来の
ようないわゆる「労働」的概念ではなくて、家事(料理)や家庭菜園での自給自足作業
に近いものになると思う。生産するものが農作物とは限らないというだけだ。
生産物が車や服やスマホやコンテンツやサービスになるかもしれない。
裏庭で食べたいもの・好きなものを育てて(生産して)収穫して食べるのと
変わらない活動になるだろう。作物を搾取する封建領主などすでにいない。
共産主義(占いがNG)の思想を持っているという誤解を受けやすいのであまり
ロシアの事例を使うのは好きではないが、ダーチャ(農地付きセカンドハウス)
のある生活に近いイメージかもしれない。自分達で欲しいものを欲しい分だけ
生産すればいい。役割分担は平等に。
ロシアの家族がダーチャで手分けして好きな作物を生産するのと何も変わらない。
ロシアでは、ダーチャのお蔭でソ連が崩壊し経済が破たんして
モノが買えなくなってもほとんど餓死者が出なかったという。
URLリンク(10mtv.jp)
しかし日本の場合、現在の農地法では農家でなければ農地が借りられない上に、
農地に建築物を建てることができない。つまり現状では、家庭菜園は可能だが、
ダーチャは法律上、造ることができない。
これは、ひねくれた見方をすると生産力を人質に取られた(独占された)
有様を象徴的に体現しているようにも見えなくはない(幻覚)。