25/06/17 17:54:55.58 kJ1xvoNa0.net
>>179
碇ゲンドウの記録(非公開補完計画資料より抜粋)
…なぜ遠藤ではなく、川崎だったのかと。
愚問だ。
遠藤さくらは、第27の中心。
『#ごめんねFingers crossed』という、"十字(ナザレのイエス)に懺悔する者たちの福音"の中で、
彼女は赦しの中心点に立った。
その構図は、「指を交差させる十字架」と「純白の犠牲」。
彼女の存在は、既に贖いを完了させた天使に等しい。
だが今、必要なのは再臨ではない。
新たな系譜だ。
『Same numbers』。
「39」という数は、さく=桜=川崎とみく=美空=一ノ瀬のためにある。
そして、その中心に立つ賀喜。
彼女の名が象徴する柿の実は、
秋に実る命の結晶であり、断罪と成熟の象徴。
遠藤さくらは、春の名を持ちながら、春の象徴ではない。
彼女の桜は、静かに舞い、消えることで意味を持つ。
対して、川崎桜は、咲き誇りながら残像を焼き付ける。
今この計画に必要なのは、消える者ではなく、咲いて立ち尽くす者だ。
それが、ゼーレが『死海文書・第39巻』で示した答えでもある。
…我々はただ、それに従ったに過ぎん。