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ザ・ノンフィクション 人力車に魅せられて2 ~夢と涙の軽井沢物語~★1
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URLリンク(www.fujitv.co.jp)
東京・浅草で、人力車に夢を乗せて街を駆ける若者たち。
浅草観光の名物とも言える「人力車」。10社以上がしのぎを削る中で、赤いはんてんがトレードマークの「東京力車」は、
SNSを駆使した発信を続けるなど、今や女性俥夫の数は浅草一。その門をたたく若者も多い。
そんな研修生の中で最年長のアツシ(当時30歳)は、10カ月で13回の卒業検定を受けるも、俥夫になることはかなわず、浅草を去っていった。
その模様を描いた2022年7月の放送直後に、フジテレビに掛かってきた1本の電話。放送でアツシの姿を見た、長野・軽井沢の人力車会社の社長からだった。
「まだ、やる気があるならぜひ、うちで働かないか」その知らせを聞いたアツシは、すぐに軽井沢へ向かった。もう二度と追うことはないと思っていたアツシの夢が、再び動き始めた。
心機一転、新たな街で俥夫になるための研修を始めたアツシだが、軽井沢には、浅草とは異なる厳しさが待ち受けていた。
避暑地として軽井沢が賑わう夏限定の雇用。そのためには、1週間の研修で俥夫にならなければならない。
アツシにとって初めての軽井沢で、観光ガイドの知識を一から覚える必要があった。浅草にはない坂道や舗装されていない段差のある道、信号機のない道を行き交う車…
2カ月ぶりに人力車を引くアツシは、この街で、念願の俥夫になれることはできるのか…。人力車に魅せられた人々と一度は夢をあきらめたアツシの一夏を追った。
【語り】山本美月