18/08/19 21:05:18.91 7nMDDaNd0.net
>>668 自己レス
【記事要約】
・プロローグ
20141月1日、コロラド州で、嗜好大麻の販売が開始された。
このニュースが米国で大々的に報じられたのは、単にこれが珍しい政策だからではなく、
これをアメリカ合衆国の薬物政策の転換点、その変化の兆しとみているからである。
薬物政策とは何であり、それをめぐって各国がどのような情勢にあるのかについて
述べながら、それが何を意味しているのか、さらには近い将来おそらく我々が
考えなくてはならない事を考察する。
・薬物政策とは何か
薬物政策とは、“drug policy”の訳語であり、文字通り「薬物をめぐる政策」を意味する。
すなわち、薬物をどのような物質として定義し、その物質に対してどのような資源を
導入して対処するのか、対処の主体は何か、そしてその帰結として何が期待されるのか、
などに関する一連の思考と、それをもとにした実践のことである。
「危険なものをあえて使用する者には厳しく対処するべきである」という、わが国で
よく見られる意見は、必ずしも唯一の対処法とは限らない。
政策や政策を巡る議論など不必要であるとする考え方自体が、薬物政策の一部をなしている。