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このとき、SSRIを飲んで自殺する直前までいった女性は、後に、その時の感覚を「まるで外からの力によって、自分の脳に植えつけられた考えに従わざるを得なかった」と、健康な人までもSSRIの強い影響力によって自殺衝動が芽生えたことを述べています。
代表的なSSRIであるパキシルを販売する製薬会社グラクソ・スミスクライン社は、自殺に関する訴訟150件で平均200万ドル、自殺未遂に関する訴訟300件で平均30万ドルを支払って和解するなど、パキシルの訴訟解決のために計20億ドル以上を投じてきました。
その後、SSRIの有用性や安全性についての複数の研究が行なわれ、アメリカの食品医薬品局(FDA)は、2004年、SSRIを含む全ての抗うつ剤に、うつ病の症状悪化と自殺のリスクへの注意を記載するよう指示しました。
このように欧米では、SSRIの副作用や使用法が騒がれ、大きな社会問題となりました。