17/05/18 01:21:44.15 wwDqE8xb0.net
研究者は継続して研究したいが、厚労省の科研費が出ないと継続研究はできない。
がん性疼痛などの緩和のための病態生理に基づいた新たな治療法の開発
URLリンク(mhlw-grants.niph.go.jp)
研究代表者(所属機関) 的場元弘(独立行政法人 国立がん研究センター 中央病院 緩和医療科・精神腫瘍科)
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 第3次対がん総合戦略研究
研究目的:
②新規制吐剤として期待されるドロナビノールの疼痛下における精神依存と鎮痛耐性形成抑制の解明。
結果と考察:
②疼痛下ではドロナビノールはモルヒネの併用による鎮痛耐性はほとんど形成されず、
モルヒネにより誘発される精神依存を有意に抑制することから、ドロナビノールを
がん疼痛治療薬として導入する基礎的な検討を終えた。
結論:
基礎研究の成果は、今後の臨床試験の実施にあたって有用性が高い。リドカインやケタミン、
ドロナビノール等の新規治療薬についても臨床応用が可能な段階にきている。
また、緩和ケア領域の臨床試験では、研究計画から研究実施までのノウハウが不足しているが、
今年度の活動によって臨床試験が開始され、症例集積が開始されたことは意義深い。