17/02/27 06:34:49.77 pCYQZOoX0.net
>ネズミだろうが人間だろうが同じ働きをしている部分においては同じ作用が働く、
アルコールが及ぼす脳への影響の解析!マウスとヒトの実験結果の違いから得られた新しい知見!
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これまでの研究ではマウスを用い、アルコールを過剰に与え、アルコール依存症としたのち、
アルコールの摂取を抑えると、ミクログリアの過剰な活性化と脳障害が引き起こすことが
見出されてきた。そこで同じ現象が人間にも起こっているのかを検討したのが、今回の研究である。
マウスの実験とは逆の結果?
今回研究チームはアルコール依存症の患者と健康な人のミクログリアの活性状況を比較した。
その結果は、驚くべきことに、彼らが考えていたものとは逆のものだった。
つまりはアルコール依存症の患者がアルコールを摂取していない状況では、ミクログリアの
活性は健康な人よりも低かったのだ。
また健康な人においては、記憶に関わる脳の部位である海馬において、ミクログリアの
活性が高いことが明らかとなった。
マウスとヒトの結果が一致しない理由
マウスとヒトの結果が一致しない理由に関して、研究チームは以下のように考察している。
今回、アルコール依存症において、検討したのは中高年の患者においてである。
しかしながらマウスのモデルでは、人間でいう思春期に当たる年齢のマウスを用いている。
つまり思春期におけるアルコールの過剰摂取における影響と類似しているというわけである。
言い換えると中高年におけるアルコール依存症による脳細胞のダメージよりも、思春期に
おけるアルコール過剰摂取の方が影響が大きいということが示唆されたのである。
またアルコール依存症の人におけるミクログリアの活動が低下していたのは、
もうすでにダメージを受けており、正常に機能していないことが考えられる。