新生・短編推理スレッドat MYSTERY
新生・短編推理スレッド - 暇つぶし2ch66:首祀り神社の祟り
17/12/20 18:51:42.38 KizXBb2Y0.net
<4>
朝8時、我々は朝食を取るために広間に向かった。
広間には既に眠気まなこの山路がいた。我々は席につくと、机に並んだ料理を食べはじめた。少しすると、軽戸がやってきた。
「やあ、おはよう。昨夜は随分と執筆が捗ったよ。貴方方のお陰だよ、ネタの提供ありがとう」
朝食がほぼ食べ終わった頃、時刻にして8時半頃、主人の野々村が厨房から顔を出した。
「あれ?まだ輪島さんと蒲田さん起きてきてませんか?」
「はい、まだみたいです」
「うーん、それは困った。今日は買い出しのために山向こうに行きたくて、早めにここを出たくて、、」
「そうですか。それじゃ、僕呼んできましょうか」
「あ、いえ!私の方でお呼びします。」
そういうと、野々村は二階の方に上がって行った。私達は、そのすぐ後に食事が終わり、自室に戻るために二階に上がった。すると、輪島と蒲田の部屋のドアを叩く野々村とあった。
「あれ、寝てます?」
「眠りが深いのか、、さっきからノックしてるんですが、、」
そう言いながら野々村が再びノックをしようとした時、僕の横にいた先生がふっとドアに近づいた。そして、徐にドアノブをひねった。
ガチャリ。
「空いてますね」
「ちょっと、先生!開けるのはっ!」
先生は少し引いたドアを開け放った。その瞬間、私達は息を飲んだ。いや、声を失った、という方が正確だろうか。
我々の目の前には、首の無い男の死体が横たわっていたのである。


次ページ
続きを表示
1を表示
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch