15/05/20 16:00:29.26 4TnCqHFB.net
山口孝三郎「日暮旅人の望むもの」を読了。
視覚以外はすべて能力がないために視覚で他の感覚を
補っている探偵シリーズの完結編。
探偵として最後に自分の好きな陽子先生を見つけるため
奔走するのだが、実際にはすでに視覚も奪われているという
結末に衝撃をうけた。
その後の物語では旅人(タビト)が他の感覚を取り戻し
普通に暮らしているというオチ。メディアワークス文庫ならではの
少しだけハッピーエンドに怒りを覚えた読者もいるかもしれない。
これで完結といっていたが篠田真由美のケースもあるので
むしろ別の探偵シリーズを書いたほうがいいのではないだろうか。