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スタグフレーション(英: stagflation)とは、経済における状態の一つである。stagnation(停滞)とinflation(物価上昇)のかばん語で、経済活動の停滞(不況)・失業率が高い状態・物価の持続的な上昇が併存する状態を指す。「景気が上向くと消費が活発化し、物価が上がる」「景気が落ちこむと需要が縮小し、物価が下がる」という通常の流れとは異なる経済現象[1][2]。
スタグフレーションという用語は、英国保健大臣のイアン・マクロード(英語版)下院議員が1965年の英国病、議会での演説の中で自国の経済状況を発したのが始まりとされる[3][4][5][2]。
スタグフレーションの厄介な点は、一旦なると制止が極めて難しい点にある。通常の「景気後退・成長の鈍化」であれば、金利を下げることで支出・消費を刺激できる。しかし、スタグフレーション中に金利を下げるとインフレを悪化させ、通貨が暴落するハイパーインフレを招く点にある。通常(非スタグフレーションの不況下)では、物価上昇は、失業率低下と同時に起きる。しかし、スタグフレーションだと雇用減少と失業率の双方が上昇で経済活動が停滞する中で、物価の下落ではなく物価の上昇が発生している状況となる[2]。