CHEMISTRY No.273at MUSICJGCHEMISTRY No.273 - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト401:名無しさん@お腹いっぱい。 21/06/04 19:20:18.06 RnZtPGmRd.net 52 俺より強い名無しに会いにいく@転載禁止 2018/12/01(土) 14:47:33 ID:Ap60Egy600 オオヌキの肛門が開く刹那、場の空気は文字通り一変した。 絶望的な腐臭によって澄んだ空気を押し流し、擬似的な真空状態が作り出される。 男は咄嗟に口と鼻を塞いで汚染を防ごうとするも、帝聖の気に触れただけで皮膚さえ一瞬で腐敗を始めた。 しかしそれは技でも何でもない。彼にとっては瑣末な所作でしかなく、事実彼はほとんど何もしていない。 帝聖を帝聖足らしめる必殺の力、それはこの絶対的な悪臭。 技量も膂力も何もかもを無視し、生命そのものへと働きかけ殺し尽くすそれに、この男でさえも為す術なく屈し、膝を折ってしまう。 「ッケイ! あなたさぁ~やっぱ雑魚じゃんねぇ?」 (俺は、何もできないまま死ぬのか……?) せせら笑うオオヌキ。その前で何もできず、崩れ落ちた男の鼻腔に悪臭が容赦なく侵入していく。 (……? これは……この、臭いは……) 男はこの臭いを知っていた。生まれた時から、否、生まれる前から、この臭いに覚えがあった──大貫の肛門、その臭い。 「……? なんか変なんだけ」 オオヌキが困惑を言葉に表し切らないうちにその玉座が圧で吹き飛ぶ。オオヌキが闘いの最中椅子から離れるなど初めてのことであった。 「お前……リキマル……?」 「俺は……『もんじゃ』だ」 もんじゃ。それはかつて先代のシンヤ・オオヌキが、やはり先代のリキマルとの間に成した無数の未熟児達の総称だった。 彼らには意識さえ芽生えることはなく、その全てが二人の胃の中に収まるか、極秘裡に処理されたはずであった。 「じゃあ俺達兄弟ってこと? まァジで?w」 歴代オオヌキは皆もんじゃの中にただひとつ生まれた奇跡の完成品──お好み焼きである。 オオヌキが真打ならばリキマルは裏打。対となり、次代の帝聖を生む礎となるのである。 「なら闘う必要ないじゃんねぇ?w リキマルお前、ここにいろ」 絶大な権力を手に入れるために。永代に渡ってこの世界を支配するために。そう誘うオオヌキに歩み寄り、男、いやリキマルはこう告げた。 「ココタになれ」 その刀は、未だ血を求めて脈動していたのだ。 「んっ!んっ!んっ!んっ!んっ!んっ!んっ!んっ!んっ!んっ!んっ!」 「何が帝聖だよしなりゲイニート! お前は所詮俺の便所じゃねーか! 全部思い出したわ!」 音をも超えた速度でオオヌキの肛門を破壊し尽くすリキマル。 遺伝子に刻み込まれたその運動は何百年もの間に洗練され、最早裏打などとは呼べないものへと昇華していた。 「やめろ! 力丸!」 それはつまり、対となる真打を凌駕したということ。オオヌキとリキマルの関係は一体となる表裏ではなく、『刀』と『鞘』になったのだ。 「アィィイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!」 甲高い嬌声と共に直腸を引き裂かれ絶命するオオヌキ──いや、ココタネコ。 最期に射出された二人の白濁液が血と混ざり合って死体を彩り、その姿はまるでマヨネーズとケチャップをかけたもんじゃのようだった。 しかしもう新たな帝聖が生まれることはないのだ。オオヌキ一族による支配は今、終わりを告げた。 それは永き時代を語り継がれることになる聖歴の終焉であり──そして新たな 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch