15/09/09 11:35:33.98 JccesB/A0.net
佐野☆にこは、怯えながらも、命令に従い教壇に立った。
教室中から嘲笑を含んだ視線が突き刺さってくる。既に足は震えている。
「BEACH」と落書きされた黒板を背に思う。何を要求されるのだろうか。
「おいエンブレム。にこにーやれよ。にこにーやれ」
「ラブライブのトレスしろや」
「……」
沈黙していると、どこから飛んだのか、フランスパンがにこの頭部を襲った。
「やれっつってんだろコラ」
もはやこれまで。にこは両手を頭部に添えると、わななくばかりの声を張り上げた。
「に……にっこにっこにー♪ にっこにっこにー♪」
「声小さいんじゃボケ!」「親父の会見並の気合いでやれやコラ!」
涙が溢れてきた。
「にっこにっこにーーっ♪ にっこにっこにーーーーっ♪」