15/05/29 14:25:34.93 mu4iR3aF.net
というか、自分の意思に利己性がないなんて、誰にも証明できないと思う。言い換えるとこうだよ。
「私のしている行動は私のためではありません」これを他人にどう証明するのさ。
なので、「子供のためと言いながら自分のために産む鬼畜どもめ」
との批判には俺も矛盾を感じるわけだ。だって
「子供のためと言いながら自分のために出産を否定する鬼畜どもめ」
と言い返されたら反論できないもん。賛同できるとすれば「産む鬼畜どもめ」だけ。
その意味で>>932の指摘は正当だと思うよ。
以下蛇足。
エゴという言葉のイメージ通り、つまり利己性が批判の対象になるのは
それが利他の皮を被っているときがほとんど。
「人のためと言いながら自分のためじゃないか」ってね。
だから反出生主義者が、もしどうしても出産の利己性を批判したいならば、
「自分は少なくとも利他の皮は被っていない」と示すしかないと思う。
自覚的な利己＞利他の皮を被る利己、と倫理的に判断されるのを期待して。
で、巡り巡って「子供のためと言いながら～」には再び可能性が生まれる。
こうだね。
「俺は自分のためと分かってお前らを批判しているが、
お前らは子供のためと言いながら自分のために産む鬼畜だ」
これでようやく、利己性の批判は（かろうじて）矛盾から解放される。
蛇足ここまで。