14/04/08 13:43:58.73 /1EzVYeK.net
加賀谷 知らなかったですし、自分に起きていることが精神疾患だってこともわかっていませんでした。
発症したときのエピソードをお届けしますと、中学2年生の1学期、当時は教室に冷房なんてありませんからすごく暑かったんですね。
授業が始まって先生が教室に入ってきたら、ぼくの後ろの席に座っていた女の子に「なにをそんなにふてくされているんだ」って注意したんです。
くるっと後ろを振り向いたら、その女の子が下敷きであおいでいて
。ぼくには女の子の仕草が、ぼくを臭いと思っているように見えたんです。
それをきっかけに、授業中に「加賀谷くん、くさい!」って声が後ろから聞こえてくるようになったんです。
松本 しかもその声が友達の声で聞こえるんだよな。
荻上 でも実際には、誰もそんなこと言っていないんですよね。
加賀谷 ぼくはそのように認識できなかったんですね。「ぼくは臭いんだ! みんなに迷惑をかけているんだ!」って
次第に教室だけでなく体育館でも、電車に乗っていても、人ごみのなかでも聞こえるようになったんです。まさか幻聴だなんて思いもよらないので、「ぼくはこの世界にいちゃいけないんだ!」って思うようになりました。