14/05/10 14:56:36.99 n32iyIis.net
>>250
ええと、この作品では実際にはループしてないわけです。
リタ視点とかケイジ視点とかで考えるからややこしいのであって、
第三者視点、つまり実際の時間軸で考えれば分かりやすい。
れれがラストエピソードに当たるわけですが、
ここにいるリタもケイジも繰り返される可能性はもうないわけです。
そして自分自身がリタだったと考えたら分かりやすいですが、
自分が自殺する必要も、ケイジを殺す必要もないです。
自分は実際の時間に生きてるわけだし、
ケイジも繰り返される未来を超えてきたケイジだから。
この現象を何度も経験し、今回は粒子を浴びていない実時間を生きたリタだからこそ、
ケイジに「安心して今回はループしない、全ギタイを破壊しましょう」と言ってあげられる。
卵が先か、鶏が先かみたいな話だけど、
リタはギタイのタキオン粒子を浴びる現象における先輩であり、過去数年のキャリアが有り、
この現象の専属研究チームがあることも作中で明言されています。
ここで殺し合いを選択しているリタは滑稽であるように思えるわけです。
最後のリタの選択を、二人が通じあっているからこそ、全てを受け入れ、
ループ世界から抜け出す究極の選択をした、というエピソードにするには、
前提となるタキオン粒子現象の設定では成立しない、
テーマを描くための舞台がおかしいんじゃないか、というのが>>231で述べたことです。