「老眼鏡」 〜星野よしおの日常より〜at LOVESALOON「老眼鏡」 〜星野よしおの日常より〜 - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト1:恋する名無しさん 24/06/19 10:43:35.80 mcjsEYZgB 窓の外ではひゅーひゅーと風が鳴っている。 PCへ向けられた目線を、窓の外へと向ける星野よしおは、そっとめがねを外す。 勢いよく雲が流れていくのを見ながら、星野よしおは時の流れを想う。 幼い頃、釣竿を手に海へ川へと駆け回ったここ函館へ、去年の秋、父の死をきっかけに星野よしおは舞い戻った。 老いた母を一人にしておくわけにはいかないこともあるが、夢を追った東京での30年にケジメをつけるときが来たと感じたことも大きな理由だ。 子供の頃、大人達から言われた「将来のために頑張りなさい」 その将来はとうの昔に過去のものとなっていた。 星野よしおはぼんやりと思い出しながら疲れた目を擦る。 さて、編集しなきゃ。 星野よしおは、なくしたり壊したりするたびに買いなおしてきた100円ショップの老眼鏡をかけた。 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch