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オウム真理教元幹部ら死刑囚の移送が14日に始まったことに、教団による一連の事件の遺族は
「いよいよだ」「緊張する」と、執行の準備とみられる動きへの感想を明かした。
公証役場事務長監禁致死事件で父親を亡くした仮谷実さん(58)は「いよいよ始まる。法務省はよくぞ決断してくれた」と歓迎する。
事件から23年。「私たち遺族や被害者が納めている税金が、死刑囚を生かす費用になっていることが悔しい」と話す。
一方で、事件に関与した中川智正死刑囚(55)から、もっと真相を聴きたいという思いもあるとも明かした。
地下鉄サリン事件で夫を亡くした、被害者の会代表世話人の高橋シズヱさん(71)は「もうきょうから緊張している」と声をこわばらせた。
12日に上川陽子法相に会い、死刑囚との面会や執行への立ち会いを求めたばかり。面会後に上川氏からハグをされたといい、
高橋さんは「思いがあってのことだったのかと、いまさらながら思う」と話した。
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