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「安倍政権による安保法制=戦争法に未来はない」「野党連合政権を作ろう」
まず、第1章の「新しい政治対決の構図と野党連合政権」についてである。第1項では、現在の日本の情勢をどう特徴づ
けるかについて「安倍自公政権とその補完勢力に、野党と市民の共闘が対決する、日本の政治の新しい時代が始まった」と
特徴づけを行っている。
この対決構図のもとで、参院選、新潟県知事選でみられるように、国民の願いに応える大義の旗を掲げ、野党と市民が本
気の共闘に取り組むなら、政府与党の激しい攻撃をはね返して勝利することができる、勝つことができる。これが証明され
たことは大きな希望だと強調している。そして、この政党関係ができたことは、政党関係において、日本共産党を除くとい
う壁が崩壊した、新しい対決構図が生まれたことを強調している。
第2項は「この新しい時代を開いた力はどこにあったか」と問いかけて、2つのことを強調している。
第1は、安倍政権の暴走政治に対抗する新しい市民運動が発展したこと。第2は日本共産党の政治的躍進。2013年の
参院選、14年の総選挙、15年の統一地方選。この一連の躍進が共闘する力として働いた。
躍進した日本共産党が安保法制=戦争法案の強行採決に際して、戦争法安保法制廃止の国民連合政府を提唱し、全国規模
での野党の選挙協力の追求という新たな道に踏み出した、これが貢献になったと述べている。
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