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姫路市が全職員を対象に実施した意識調査で、女性職員の2割がセクシュアルハラスメント
(性的嫌がらせ)を「経験したことがある」と答えたことが分かった。市民を対象にした同様の
調査より割合が高く、職場環境の改善を求める声が上がっている。
調査は昨年8月に実施。セクハラや男女共同参画の意識などを尋ね、男性2205人、
女性919人が回答した。
セクハラ被害では女性職員の20%が「直接経験」と答え、「周囲に経験した人がいる」は26%に
上った。男性職員では2%が「直接経験」とし、17%が「周囲に経験した人がいる」とした。
同時期の市民調査では「経験した、または周りに経験した人がいる」とした女性は12%で、
市職員の割合の高さが際立っている。
また女性職員に対し、セクハラに該当する行為を複数回答で尋ねたところ、性的関係の強要や
肉体的接触のほか、50%が「結婚や出産の予定をたびたび聞く」、44%が「『○○ちゃん』や
『おばさん』などと呼ぶ」を選んだ。
市男女共同参画推進課は「女性職員が挙げるセクハラ行為は幅広く、男性職員との間に
意識差が見られる。防止に向けて啓発していきたい」としている。(田中陽一)
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