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東大阪市会 市長不信任可決へ 出直し選出馬が濃厚
共産党市政が続く大阪府東大阪市で、自民、民主、公明の市議会野党会派が３日午後、「議会を軽視して
いる」などとして、長尾淳三市長に対する不信任決議案を本会議に提出する。賛成多数で可決される公算が
大きい。長尾市長は出直し市長選に出馬する可能性が強い。
不信任決議案が可決されれば、市長は議会解散をすることも可能だが、任期満了に伴う市議選告示が１６日
に迫っており、辞職したうえで市長選に挑戦するとみられる。
長尾市長は、平成１０年の市長選挙で初当選したが、１４年の選挙では落選。昨年７月の市長選で自民が
２陣営に分裂した影響で、再選を果たした。
しかし、市議会（定数５０、欠員２）は、与党会派の共産はわずか４人。自民、民主、公明など野党会派と
対立が続き、市議会は市長に対する問責決議、辞職勧告決議をそれぞれ２回可決。「就任から１年経過したが、
議会軽視など問題点が改善されていない」（野党議員）として不信任決議案が浮上した。
ただ、議員の間には、「大阪府枚方市の談合事件のような不祥事や大きな失政もない」などとする慎重論も
出ていた。
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