17/04/01 01:28:16.14 JBmXWbas.net
>>832
開く方向にするというのは、間隔を広げることよりも、
飛ばしたい方向に対しては垂直(一番強く飛ぶし、良く受けられる方向)を保ったままでアンテナの方向をそれぞれ変えることに意味がある。
(閉じる方向ではなく開く方向にするのについては、間隔を広げる意味があるが)
そうすると飛ばしたい方向に対して真横の方向では上下に広がるが、そちらはそもそも飛ばしたい方向ではないのだから、そちらへの飛びが悪くなるのはあきらめるしかない。(ある方向に対してよく飛ばすためには、他の方向はどうしても犠牲になる。)
アンテナを複数使っていても、どれも全く同じ伝わり方をしたのでは複数使った意味がなくて、伝わり方がそれぞれ違ってこそ効果が出る。
アンテナの方向をそれぞれ変えると、電波の振動する向きがそれぞれ違ったものになる(偏波面が違う)。単に平行に並べたよりも伝わり方の違いができるから、個々のアンテナからの電波の強さが変わらなくても、複数アンテナを使っている効果が良くなる。
(それで効果の出る手法は MIMO、STBC や MRC などによるダイバーシティなど。
規格上は必須というわけではなく、すべての機器にすべて実装されているものではないが、
どれか効くものがあるということはよくある。)