16/01/24 00:26:54.26 Z5xpHYAR0.net
身を窶した男が「知ってるか、人はみんな獣なんだ」と捨て台詞を残したり
発狂耐性ナンバー1の装備で身を包むデュラが獣は人と言い切っていたりするが
一方で上位者とは対極にある、獣側=人間の本質側のトップのような存在であるローランの黒獣はカインハーストの女王と同じように「不死」を有しているんだよな
良くも悪くも人間性の本性を開示した姿が獣であることは
ブラボ本編の描写や宮崎氏の聖職者の獣への発言で十分うかがい知れるけれど
やはり獣の病は神である上位者による呪いや冒涜への怒りが云々というものではなく
そもそもあの世界の人間のデフォルトが獣であり、そして「不死」なのではないだろうか。
「赤い月が近づくとき、人の境は曖昧となり偉大なる上位者が現れる。そして我ら赤子を抱かん」とあるが
赤い月接近=秘匿破れたりの状態=アメンが見える啓蒙40レベルには世界の真実に誰もが近づける
というのならば、月が近づいたヤーナムの惨状は人が獣であるという真実が明らかにされてるだけと言える。
獣は人ではない、人は不死ではない、という自己認識の拒絶に対して
アメンドーズのような上位者は「いや、これがお前らの真実だよ」と、知識を受け入れろと促してるのかもしれんな
無知であることを知ってはじめて有知、というように、まずは君、人間など獣であることを受け入れたまえよ・・・というのが
まさに「啓蒙」なのではないだろうか?
もっと言えば、もしかしたらエグい見た目だらけの上位者たちも、かつてどこかで「それ」を受け入れただけなのかもしれない。
自分たちは醜く、そして不死である、と。