14/04/27 02:01:50.86 FLuc500j.net
URLリンク(stat.profile.ameba.jp)
手工業、商業、農業、学問、芸術といった仕事の大部分は、ほどほどの能力とほどほどの欲望によ
って成り立っています。それは、貴族主義とも無政府主義とも関係がないものでしょう。
人が、公共の利益のために一つの歯車として働くことは、ごく自然なことです。
彼らを歯車として働かせているのは、社会ではありません。単純に「自分には何かをする能力がある
と感じる幸福感」がそうさせているのです。平凡な人にとっては、平凡であることが一つの幸福なのです
ね。
一つの能力によって専門的な仕事をするのが、人間の自然な本能です。高い文化はこういった平凡さ
の存在を条件としています。だから、平凡な人をバカにしてはダメなのです。
例外的な人間が平凡な人間を、思いやりを持って大切に扱うのは、単なるマナーの問題ではありませ
ん。それは、一言で言えば例外的人間の義務です。
世の中にはみすぼらしくていやらしい人間がたくさんいます。
その中でも一番下等なのは社会主義者でしょう。
仕事に対する意欲、働く楽しみ、仕事を成し遂げたときの満足感。それらに対し、いやらしい悪意を持っ
て攻撃するのが、社会主義者という名の下層民です。
不正は決して権利の不平等にあるのではありません。
不正は権利の「平等」を要求することにあるのです。
これまで言ってきましたように、「弱さ」「嫉妬」「復讐」から、劣悪なものは生まれます。
無政府主義者とキリスト教徒は、結局同じ穴のムジナなのですね。
フリードリヒ・ニーチェ著 アンチキリストより