15/08/01 06:33:05.87 .net
>>543
そういった事が解る実例として、27時間テレビの中の「具志堅の走り高跳び強行」の一件がある
簡単に説明すると60歳前後の芸能人が集まって体力測定をする一環として催された「走り高跳び」において
既に試技に失敗し次回挑戦権を無くしたはずの具志堅が番組進行の隙をみて勝手に高跳びをしてしまう、と言う物で
具志堅が高跳びを強行する度にさんまは具志堅を呼び捨てにしたり、怒鳴りつけ「番組の進行を邪魔する具志堅を厳しく糾弾」していた
あれを予定調和の為の役割分担だと理解出来ない人には「さんまが具志堅にマジ切れしていた」ように見えたのかもしれない
しかし番組内で「さんまが具志堅にマジ切れしていた」のではない事が明らかになる
何度か繰り返された「具志堅の強行」をついに中居と矢部が腕を掴んで止めた時、さんまは「行かせえ(行かせろ)」と言い放って矢部達に背中を向けてしまう
中居と矢部の行動も生放送の進行上やむを得ない事だったのはさて置き
さんまは具志堅を厳しく叱る一方で、具志堅が高跳びを強行する事を良しとしていたわけだよ
「怒りの形相で厳しく叱るさんまを尻目に高跳びを強行する具志堅」という構図は正しくツッコミとボケの関係であり笑いの為の役割分担に外ならない
これを「さんまが具志堅にマジ切れしていた」と見た人は(こんな事を言いたくはないが)日本のお笑いの基本構造を理解していないか、もしくはバラエティー番組の中の出来事を真に受け過ぎている