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0448 朝まで名無しさん 2006/03/02 09:26:29
こうして実家から自分の過去に集めたものを今になって拾い集めている。自分の気持ちを汲んでくれない家族への反発心かもしれない。
そうして自分も家族というものから緩やかに訣別をしていくのだろう。自分が生きるべき道へ歩いていくために。
家族は家族で自分が今年で30になるにもかかわらずひとりでいること、ゲイであること、ポジであることを心のどこかで疎ましく思っているかもしれない。
田舎に住んでいると周りのことを気にし出して「向かいのあの子は結婚して子供もいるのに」とか言われることに気を留めたくなかった。
そして自分が過去のトラウマを引きずりたくなくて忘れたくて出ていったことを『家を継ぐことを放棄した』とまで言われるのだ。
勝手と言われればそれまでだが、自分には精神的な理由があるのだ。
10代のときにもっと家族と話す時間があって、自分の悩みに真摯に答えてくれる両親だったら、こんなことにもならなかったかもしれない。
心の傷はそう簡単に癒えないことを知らないんだろうな。
今は今で山あり谷あり、喜怒哀楽の中で過ごしているけれど、ひとりの生活を選んだ自分は間違っていないと思う。支えてくれたり話を聞いてくれる人がいるから。だから笑っていられるし、自分の感情を素直に話すこともできる。
悲しい過去は断ち切りたいよ。でもついてくるの。そのすべてをリセットできるなら楽なこともないけど、そのときに過ごしてきた大切な時間もなくなってしまうのは悲しいことだから、過去も受け入れるの。
そしてもういいなと思ったら緩やかに訣別していくの。何を言われても書かれても自分が吐き出すことで緩やかに訣別していくの。
それでなければきっと生きていてもつらくなるだけだから。
緩やかに流れていく時間の中で、そう思う自分がいた。