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三宮、振興組合 「迷惑行為やめて」
「憩いの場所として設置したベンチなのに。勘弁してほしい」。1丁目商店街振興組合の事務局長、桂隆さん(66)は、防犯カメラの映像を見返し、肩を落とした。
画面には、3月2日未明、若者らがスケボーでジャンプし、座面がひょうたん形をしたベンチを跳び越えようとしてぶつかる姿などが映っていた。被害は昨年夏頃から続き、スケボーのタイヤの痕や傷がついたベンチは今年1月末、約80万円かけて修繕したばかりだったが、すでに新たな傷がついている。
センター街は1~3丁目だが、スケボーの被害は1丁目の一部に集中する。通りの幅が比較的広く、路面の石畳にワックスがかけられて滑らかなため、スケボーの練習がしやすいと考えられているようだ。スケボーに乗る若者らは以前からいたが、桂さんによると昨年夏の東京五輪で競技が注目を集めてから、「見過ごせないほどの迷惑行為が目立つようになった」という。
今年1月上旬には、服飾雑貨店のシャッターが壊された。スケボーで垂直に近い壁に向かってジャンプし、壁面を短く走行して地面に戻る「ウォールライド」と呼ばれる技を練習したとみられ、シャッターはタイヤの痕がつき、ゆがんで巻き上げられなくなったという。防犯カメラには、スケボーに乗った若者らがシャッターを壁に見立ててターンを繰り返す様子が記録されていた。修理費は約20万円といい、店側は生田署に器物損壊容疑で被害届を出した。
県警によると、スケボーに絡む110番は昨年、1600件以上が寄せられ、多くは騒音に対する苦情や道路を走る行為が危険だと訴える内容だった。しかし、センター街で夜間にスケボーに乗る行為を取り締まるのは難しいという。道路交通法上、スケボーは自転車などの「軽車両」ではなく、「遊戯道具」と分類され、歩行者専用道路にあたる商店街への乗り入れを止めることはできない。スケボーも道交法76条で交通の頻繁な道路での走行は禁じられているが、県内で摘発された例はなく、夜間の商店街は禁止行為の対象にならない可能性もある。
夜スケボー 悩むセンター街
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