06/10/01 18:52:13 XIzeGPSM.net
≪上の続き≫
セーブ機能について。
最近のゲームは「膨大な分岐とマルチエンディング」があったりして、
プレイヤーさんはそれらをコンプリートしようとか、なるべく沢山クリアしてやろうとか、
本来こちらが望んでいる「ゲームの世界を楽しんでもらいたい」事から徐々に外れて行き、
結果的には、余計な事をプレイヤーさんに考えさせてしまってるなと思う事がよくあります。
で、こういうゲームには当然のように「快適にプレイしてもらえるように」と称して、セーブ機能が必要になってきます。
でもこれって、ゲームの世界観を純粋に楽しむという意味では、製作者サイドは配慮する部分を勘違いしているように思うんですよね。
プレイヤーさんも新鮮味があるはじめのうちこそ、世界観を楽しもうとプレイされてるとは思うんですが、
プレイし続けて行くうちに徐々に、ノルマを達成するという目的に、いつの間にかすりかわってしまい
「ここでセーブした」「あそこでセーブした」「あそこからまた別のフラグを潰して行ってみよう」etctec・・・
といった悪循環になっていくのだと思うのです。
ま、まぁそれが楽しい。って事なら・・・楽しみ方は人それぞれ自由なので、それで良いのですけど、
でも製作者側は本当にそういうプレイスタイルを望んで作っているのかなぁ・・・? と疑問に感じる事ではあります。
プレイヤーさんにとって良かれと思って用意したシステムが、逆にストレスになったり、酷いときには「単調な作業」になってしまう。
その結果、「ゲームを買ったけど山積みになっててほとんどクリアしてないよー」なんて事を言う人が数多く出てくるんじゃないでしょうか。
個人的にはもう少し、昔の古き良き時代のゲームのシステムの素晴らしいところを拝借しちゃうと良い、と思うんですよね。
ちょっと目を移して昔のゲームを思い出してみると、
昔のゲームの良いところって、良い意味で「素っ気無い」造りであるところなんですよね。、
でも、システム的には繰り返しプレイしてもイライラしない、非常によく練られた巧みな配置があったり、
セーブこそ出来ないものの、早く解こうと思えば解けてしまったり。さりげない工夫がちゃんとありました。
≪下に続く≫