25/11/05 22:02:37.17 D4Ny8Fjm.net
>>141
そんな描写はないなあ
>深く息を吸って、横になったまま自分の体を観察する。
>両手はグルグルの包帯巻き。
>左足も白い石膏に包まれている。
>おでこまわりがやけに窮屈なので、たぶん頭にも包帯が巻かれている。
>胸には都合の悪いものを隠すように、大きくて分厚い、絆創膏のようなものが貼られている。
>左腕には一本のチューブが刺さっている。
>それが点滴である事を、自分はなんとなく受け入れている。
>こうして目が覚める前、夢うつつにまわりを見ていたおかげだろう。
>ここより暗くて薬品くさかった部屋も、
>胸の絆創膏から伸びていた何本ものチューブも、
>お見舞いに来た怖い背広姿のオトナも、
>そのオトナに叱られながら来てくれた妹の姿も、
>コドモみたいにはしゃぐ博士の姿も、
>すべて、夢のように覚えている。