16/02/08 15:15:11.11 faByLPJp0.net
自殺と睡眠 ―慢性不眠で自殺既遂のリスクは2倍、悪夢でも1.7倍に
URLリンク(zasshi.news.yahoo.co.jp)
自殺問題は極めて個人的な事象であって原因は多様である。睡眠はもちろんのこと、貧困であれ、
病苦であれ、少数の要因で自殺に至った原因を説明できることは少ない。
それでも、重度の不眠、繰り返す悪夢が自殺企図や既遂に関連しているという疫学的な事実がある。
そこに因果関係はあるのか、あるとすればそのメカニズムはどのようなものか、現在考えられている
仮説についてご紹介する。
欧米でも自殺は社会問題化しており、対策が急務となっている。米国薬物乱用・精神衛生サービス局が
「Warning Signs of Suicidal Behavior(自殺行動の前兆となる危険なサイン)」という報告書を出している。
ここでも不眠症状が取り上げられている。
1.自殺をほのめかす
2.自殺の手段を探している
3.絶望感や生きる意味がないと言う
4.追い詰められた気分、耐えがたい苦痛を訴える
5.周囲の負担になっていると言う
6.酒量や服薬の増加
7.不安や焦燥、衝動性に駆られた行動
8.強い不眠、もしくは過眠
9.周囲を避ける、もしくは疎外感
10.激情、復讐の企て
11.気分が変動しやすい
1と2はさておき、その他のサインは自殺だけに特有な症状ではない。うつ病や不安障害、PTSDなど
多くの精神疾患に広くみられる症状である。それでもいくつかの兆候が重なっているとき、自殺リスクを
考慮しておくことは予防のための大事なステップとなる。