18/01/29 00:00:30.25 4gDcoKEz0.net
告白されてOKした翌日から遠距離恋愛になり、2週間後、彼が初めて私の住む町に来てくれた
当時私は21歳にして付き合うどころか男性から告白されるのも初めてで
正直、OKしたのも「この機を逃したらもうあとがないかも!」という思いからだった
しかし基本的に面倒くさがりなので、毎日電話してくる彼を既に重荷に感じたりもしていた
(当時、まだ電波状態も良くなくて、しょっちゅう通話が切れてイライラしたのもあるw)
なので彼とデートしつつも、実はあんまりときめきとか嬉しさとかなく
むしろ彼が田舎の男子校出身でデリカシーとかスマートさとか皆無で、
少女漫画やドラマのようにエスコートしてくれないことに少しがっかりしていた
やがて彼の帰りの新幹線の時間が近づき、私のアパートを出て駅に向かうバスに2人で乗った
私は、正直なところちょっとほっとしたのもあり、ウトウトしてしまった
彼はそれを何か勘違いしたようで、「○○ちゃん……寂しい?」と聞いてきた
え?と顔を上げたとたん、唇にむにゅっという感覚がきた
え?え?え?と思ってる数秒の間に、唇は離れ、彼は「ありがとう」と囁いて私の手を握った
私は何も言えず、彼の顔も見られず、ただ手を握られながらバスの運賃表示板を見つめていた