19/03/31 15:02:33.30 TrW/kE030.net
例えばヨンノウのレンズがそうだ。
中国のメーカーで、最初にEF50/1.8IIのまるっきりコピーを出してきた。
なーんだ、コピーじゃん、という話になっていたのだが、
その後に35mmだとか1.4とか、100mmとか色々出してきた。
え?それらもコピーなんじゃ?と思ったら、レンズ構成図を見ると新規設計で、
むしろ枚数などはEFより増えていたりする。
ヨンノウ以外にも、中国メーカーで他にも同じようにレンズを出してきたメーカーがある。
ただのアクセサリー系メーカーですら出してきた。
で、構成図を見ると、基本形というよりは、コンピューター自動設計で放り込んだらこんなん出ましたけど、
みたいな見たことのない構成になってたりする。
じゃあ写りはどうかと言うと、レビューを見ると普通に悪くない写りだと言われている。
収差を無くす設計を自動で出した通りに作ってるんだから、そりゃ変なことにはならない。
ただし、ボケが荒れているというレビューをよく見かける。
(特定のレンズというわけではなく、そういう新生レンズのレビューで全体的に)
自動設計で出たままに作っただけなら、さもありなん、という話だ。
ボケの良いオールドレンズなら、ボケでは勝てると考えられる。
基本形に変化を加えたタイプのオールドレンズは、ちょっとずつちょっとずつ進化していったわけで
当然設計者も、年々の変化によるボケも含めた写りを把握した上で設計していったと考えられる。
注意しなければいけないのは、オールドレンズならボケが良いというわけではない。
むしろ、1970年ごろまで、解像度至上主義みたいな時代があって、過剰補正によってボケに輪郭が強いレンズが多い。
あくまで、ボケを考慮せず自動設計したレンズよりは良いだろうという事であって、
オールドレンズ=ボケが柔らかい は嘘。(嘘というか名前から受ける間違ったイメージ)