04/01/25 01:11 4Dgk7uBO.net
米Macrovisionは1月22日、新世代の海賊版防止技術「CDS-300」を発表した。CDS-300を使っ
た音楽CDでは、レコードレーベルなどのコンテンツ保有者が、Windows Mediaファイルの「使用ル
ール」を定めることができる。例えばCDに記録できる回数と携帯デバイスに転送できる回数を定
めることが可能。コンシューマーはダウンロード販売で購入した音楽の利用制限に慣れつつあり、
Macrovisionは今回の新技術によって、音楽CDのコピー防止措置もコンシューマーに受け入れら
れやすくしたい考えだ。同社の従来版のソフトでは、ほとんどのコンピュータで音楽ファイルが見え
ないようにし、CDがコピーされるのを防いでいた。このコピー防止CDには同じ楽曲がMicrosoft
Windows Media形式で収録されており、こちらはPCでも再生が可能だが、「セカンドセッション」と
呼ばれるこの音楽ファイルをCDの外にコピーしたり、携帯デバイスに移したりすることはできなか
った。音楽CDのこうした制約に対し、Apple ComputerのiTunesや、Napsterといった音楽ダウン
ロードサービスでははるかに制約が少なく、CDへの記録や複数のコンピュータでの利用、携帯デ
バイスへの転送も可能。ただし、ある程度のコピー防止措置は施されている。コピープロテクトCD
の制限をいくらか緩めることで、デジタル権利管理(DRM)は一歩前進するかもしれない。しかし同
社の技術に対するコンシューマーの反感は今後も残りそうだ。