25/03/07 03:29:15.86 .net
二 「家族」
23年目
米ソの冷戦。彼はその戦争で殺されてこの地獄にきた。
『上の命令にしたがって人を殺した。大勢だ。いま思い出した』
ためいきをはいてだらだら思い続けた。
『俺が捕まらねば母も息子も娘も誰も死ななかった。そもそも母国を裏切らなければ…』
『天国にいる無罪の死人はいま頃、談笑でもしているはずだ。くそったれめが』
強く舌うちしたあと、亡者を恨んでくたばれと叫んだ。
『……そういえば。死別した家族はどこにいる?』
心配が突然、思い当たった。
『本当にどこにいったのだ。上か、上なのか?』
男は階段の上か下か迷った。けれども、温い上にむかった。 『母と子供を囮に使ったのだ。また思い出した』
口先が凍えるように震えている。
『家族は殺されるまえ、俺を信じながらどのように叫んだのだ』
男の情緒は不安定だった。物騒を想像するたびに泣きそうになっていた。嫌悪の眉間をして、目を閉じこぼれないようにした。けれども結局涙はなけなしの雨粒のように漏れつくした。
*
ここは徒歩で罪をつぐなう、というルールがある。いわゆる地獄である。彼は、そのように予測していた。『地獄の形態が螺旋階段なのは誰でも持つ足で歩けるからだ。つかれても、しかたなく歩こうと思える。それが地獄の策略だろう』 歩くだけだから、つぐなえると思っている。男は見事に信じこませられていた。
『子供のころだ。昔話の罪人が語られて、それをしかと聞いた。俺にかさなる。まるでそれみたいだ。くそ。ひどい宿命だ』
4:名無し物書き@推敲中?
25/03/07 03:29:44.06 .net
三 「払拭による怪我」
×××××年目
突然だった。階段のつきあたりに、たて長の青白い穴があった。穴の中に道がある。水で出来たような穴だった。しめったような霧が浮かび、なにやら先が陰気に隠されている。 『出口なのか。なんだ…神の憐れみか?』
あまりに唐突すぎるので、男には穴が自分の夢の抽象だと思った。彼はだまりこみ、しばらくしたあと、その穴に無心で歩いていった。
『これで死ねる』
この直後に足がからまった。体勢があお向けのまま、さかさに落ちて脳天を段差のかどで突いた。
「死ぬ、死ぬ、身体が、痛い、熱い」
男は動物の叫び声のようにはげしく喘ぎはじめた。ところどころの肉体が破裂したようにむけ出している。声を出さなくなってもう動かないと思ったが、すでに指先を動かしていた。むけた足の肉に力をこめている。立てと自身に命令を考えている。そのときだった。
『こっちに来て。お父さん、早く』
穴の奥でかん高い声がした。舌たらずの子供の声。正体は彼の息子と娘だった。
『また幻聴か』
その子供の迎えのささやきは、男にはいっさい届いていなかった。彼には、家族などとうの昔に忘れている。
するとすぐに
「アアアッッ」
と、うなってかじかんだような両足をつきはじめた。2枚、3枚と、肉がめくれる。それでもなんとも思わずに、無関心で、ついに立った。
『ようやく死ねる。俺は許されている』
このころにまた危機がおきた。
上半身が重しとなって、ふくらはぎをヘシ折りはじめたのだ。90℃。40℃。20℃。そして完全に折りまがった。そのとたんに生ぐさいドロのような汁が吹いた。ふたたびあお向けに落ちて脳天を打った。危険はまだ止まず、一段一段背中が落ちていった。
「止めろ、止めてくれ。なぜだ。死なせてくれ。俺は死なないといけないんだ」
そのひと声を境に螺旋は怒ったようだった。だんだんと階段が氷のように凍りついていく。
「アッ」
そのひと声のとたん、背中が階段を滑り落ちていった。頭は上下に叩かれ、彼の視界が白黒にくり返す。やがて、息がむなしく枯れていく…。
5:名無し物書き@推敲中?
25/03/07 03:30:23.83 .net
終 「螺旋(再)」
0年目
男があお向けで目を剥いた。そしてバンザイをふりかぶって立った。なにやら、螺旋のそとの日差しをじっと見ている。そして、なぜか男の姿は無傷に戻っていた。
すると男は
『命令に従った。犯罪だ。民間人を大勢殺した』
と、ためいきをはいて思った。
すると両手をおおげさに握り、顔をくるしくして、神父のように祈りだした。かと思うと、ふたたび階段へ何度も歩をくりかえした。
6:名無し物書き@推敲中?
25/03/07 03:30:54.09 .net
というかこんな時間にたてるんじゃなかった。ミスってしまった。
7:名無し物書き@推敲中?
25/03/08 01:20:37.19 .net
おちんちん
8:名無し物書き@推敲中?
25/03/08 03:51:38.41 .net
見たよ
9:名無し物書き@推敲中?
25/03/09 04:14:17.49 .net
>>8
ありがとうございます。まさか見てくださったとは…
10:名無し物書き@推敲中?
25/03/09 04:15:46.60 .net
気づかずに本当に申し訳ないです。また文章変わったので、れもまた人が来てくれれば見てもらいたいです。よければです、
11:名無し物書き@推敲中?
25/03/09 04:22:19.01 .net
>>7
EDと性病に気をつけてね。
12:名無し物書き@推敲中?
25/03/09 04:26:15.12 .net
まあまた見てもらえる時がくるでしょう!無駄スレすいませんでした!
13:名無し物書き@推敲中?
25/03/13 00:34:55.39 .net
すれ主です。見ている方があればほかの小説の方を手直ししてもらいたいです
14:名無し物書き@推敲中?
25/03/13 00:39:56.86 .net
もったいねえ。だれか来てくださいよ〜
15:名無し物書き@推敲中?
25/03/13 01:02:27.40 .net
戯言を聞いてくれ。我々は都会の鴉である。人とは違う。敵を持たぬ。殺さぬ。自然での掟では、同族など仇にならぬ。 まずはベタな話からしよう。我々が羽を扇いでかたく電線に止まった頃の事だ。しばらく人の気配に振り返ったりしていたが、突然、子供が電柱の上まで登って近づいて来ていた。慌てて離れへ去ったが、なにやら手に持ったせんべいとやらを我々に上げようとしていたのが理屈らしい。我々はひどくたまげた。あとから気づけばその子供は中年だった。我々はほっとした。なぜかといえばそれは、まだ人は死んでいないと思ったのだ。まだ心豊かな人間が存在するのだからだ。その中年はどうにも鳥に成り代わりたい様子だった。プラスチックとやらで造った羽を鞄から出して手に持っていた。我々のように扇いでいると、なにやら白黒の、車とやらが現れた。中から青い連中が出てきてその中年に訪ねた。彼は連れて行かれていった。平和だった。
16:名無し物書き@推敲中?
25/03/13 01:03:09.92 .net
どうやらお前さんたちの中には、我々へ憧れを抱く者がいるらしい。たしかに思ってみれば、自由に飛べないのは辛いのかも知れない。かなり肩がこるのだがな。そうか、うらやましいのか。確かにそうだろう。我々はお前さんたちが、必死で登り切ったエベレストとやらの頂にも我々は簡単に行く事ができる。いちいち苦労などせん。花鳥風月とすぐ隣り合わせである。旅行や国を転々とする際も、それにかかる旅費や時間も要らない。好きな時に海を見れる。海を渡れる。あらゆる人間の痴態だって見放題である。それだけでは良いのだが、我々は地上が恋しくて恋しくてたまらなくなるときがある。
17:名無し物書き@推敲中?
25/03/13 01:03:58.89 .net
人のように憎たらしく、温く涼しくなりたいのである。夏は黒い毛皮のせいで、人間の言う熱中症で非常に苦しい。それなのにお前さんたちはいつもいつも、当たり前のように涼しい所にいる。冬も熱い中にいる。それだから憎たらしいのだ。非常に憎たらしい。
*
すこし難しい話を聞いてくれ。これは疑問に思っていることだ。我々の住処は自然である。お前さん達はもともと野生にいた種族だと聞いた。そのくせになぜ、野生に戻ることを禁じるのだ。極論か?そうか。そのせいで困る人間もいる、というのも極論か?
18:名無し物書き@推敲中?
25/03/13 01:04:30.48 .net
そうだとしたら、なぜ乞食を笑う。なぜ盗みを笑う。なぜ彼らを見殺しにする。いつから神とやらのように偉くなったというのだ。人間は仲間を貶して喜んでいると聞いた。少なくとも我々の身内はそんなことで自殺しようと、させようとするやつはない。異常だ。至極下らない。
*
我々の体は常に汚れていてもいい。それなのに人間はルッキズムとやらで不自由だ。いや、全部不自由だ。主義は自我だ。哲学は夢想だ。理論は算段だ。宗教は仮想だ。なんだ。大自然にとってはそんなもの、全くもって無意味じゃないか。違うのか。この人形劇どもが。糞を落としてやる。
19:名無し物書き@推敲中?
25/03/13 01:05:01.21 .net
人間は、知能が高くなりすぎた。それが間違いだったな。もう戻れないぞ。そもそも、我々のような動物程度の頭で十分だったのだ。無知が消えていくせいで無知を置いていく。我々動物は無知なのだ。無知が一番の平和だ。幸福なのだ。人間は、あの小さく光る鉄の塊に、自ら自分の居場所を阻めるように選んでいる。好んでだ。なぜそれに気づけないのだ。種を増やせばどこかで劣化が生まれると分かっていただろう。滅びるぞ。いや、それで良いのかも知れない。もう一度、動物に戻ってみないか。此処からの眺めもなかなか心地が良いぞ。そんなに命をかけないのも、頭を使わないのも、自由で良いぞ。野糞も、小便も、拾って食べるのも、裸で駄弁るのも。分からない。何故そんなに命をかけるのだ。なぜそんな浪漫へ囚われに行くのだ。我々のような簡単な社会がひとつあればそれでいいじゃないか。
20:名無し物書き@推敲中?
25/03/13 01:06:32.69 .net
まあ密度が高いのですわ。見たい方がもしいればですが、声をかけてくださいな
21:名無し物書き@推敲中?
25/08/01 21:01:49.04 .net
宗教団体ワールドメイトとそのグループによる被害が深刻だとして弁護士、元会員らが「ワールドメイト被害救済ネット」を設立し二十六日、東京で総会を開きました。
ワールドメイトはオウム真理教と同時期に旗揚げ(当時はコスモメイト)した団体で主催は半田晴久(深見東州)氏。除霊や救霊の“超能力”や、それを素材にしたイベントなどで勢力を伸ばしました。
たちばな出版、うらない喫茶、予備校などの関連団体があり、会員が「六千五百万円を詐取された」と訴えた事件や多額の所得隠しで三十億円追徴課税(係争中)などの事件でも知られています。
総会で紀藤正樹事務局長(弁護士)は、同会により精神被害、家族の被害や批判者への訴訟など外部攻撃による被害があると報告。
元会員の男性らは「会員は、悪霊を除かないと救われないと言われて救霊を受け、さらに霊はとれても業は払えないと不安をかきたてられ、より高額の玉ぐし料をはらうようにさせられる」「地下鉄サリン事件直後、オウムの仕業ではないと教えられていた」などと語りました。
しんぶん赤旗 2002年8月27日号14面1114
URLリンク(w.atwiki.jp)
22:名無し物書き@推敲中?
25/11/05 10:13:27.58 .net
意志としての「強さ」:高市早苗という政治家
政治家・高市早苗という存在を考えるとき、私はいつも、彼女の背後にそびえる、揺るぎない意志の強さを感じます。それは、どこかストイックで、感情よりも論理と国家への奉仕を優先する、孤高のキャリアウーマン像を投影しているかのようです。
彼女は、女性政治家として稀有なほど「タカ派」の旗を鮮明に掲げ続けてきました。例えば、経済政策で提唱する「サナエノミクス」。その根底にあるのは、緊縮ではなく、国家の活力を取り戻すための大胆な財政出動と、「成長」を諦めないという強い覚悟です。デフレを完全に克服し、名目GDPを重視するという主張は、常に物議を醸しつつも、彼女の論理の軸がブレていない証拠でしょう。
また、安全保障や歴史認識における彼女の姿勢は、極めて保守的です。靖国神社への参拝を続けることも、防衛力強化を強く訴えることも、彼女にとって**「国のかたち」を守るための、避けて通れない信条の発露に他なりません。彼女の政治家としての道は、常に、日本という国家の理想的な強さを追求する旅のように見えます。
彼女が2021年の総裁選に立候補した際、多くの人々が、そのブレない政策提言に注目しました。それは、単に女性初の首相候補という話題性だけでなく、彼女が長年、総務大臣や経済安全保障担当大臣といった要職で培ってきた、現実を動かす力への信頼の表れでもあったはずです。
高市早苗という政治家は、柔らかさや協調性といった伝統的な女性像とは一線を画し、論理と信念を鎧として戦う、現代政治における新しい「強さ」の象徴として、これからも議論の中心に立ち続けるでしょう。
23:名無し物書き@推敲中?
26/01/24 21:05:48.31 .net
ゴミ