24/06/01 00:01:27.08 .net
『蒼天』は文章が恐ろしく古い、というかひどい
大正文学っぽさを狙ってわざとやっているのかもしれないが、読んでてイライラしてくる
一つの文章が短く改行がやたらと多いト書きのような文章が続く。読みやすいのかもしれないが、作品世界にまっったく没入できない
例を挙げると
「どうだった?」と古代子は娘の頭を撫でた
「あっ」と古代子は小さく叫んだ
古代子はふるえる指で山を刺した。「あ、あの中に……」
というような感じで『誰それはこうした』の後にセリフ
セリフの後に『と誰それはこうした』のパターンがやたらと多くて流石に読むのを断念した
小説をまったく読んでない人の文章
文章としては『此の世の果て』の方がかなりまし。『蒼天』は乱歩賞史上、最低の文章だと思う
読了できなかったのでストーリーはわからん
ストーリーがよっぽど良くて受賞したのかもしれない