23/03/10 17:25:13.17 RlWNjQQh4
【魂らは存在するのか?】
する。
【魂とは?】
全ての物、概念に存在する力の核だ。
地上界の物にあっても意味は無いが
【人が死んだら魂が彼の世へ逝くのは本当か?】
本当だ。
【魂が無い物はどうなる?】
どうもならん。
【では魂にはどんな役割が?】
宿る物に現実としての強さを与える力がある。
【現実としての強さとは?】
現実としての強さ…つまり現実度、現実性とでも言おうか
現実性が強い物より現実らしくなる
簡単に説明すると「火を点ける」という概念に高い現実性を与えると
状況、条件を無視して火が点く、言わば…
魔法だ…
2:筆踊らせる死神
23/03/10 17:38:04.49 RlWNjQQh4
ナレーター「えぇこの主人公… え?」 ヒソヒソ
ナレ「もう異世界に居るらしい…何で?」 ヒソヒソ
ナレ「えぇこの主人公…トマスさん‥だっけ?」ヒソヒソ
ナレ「(変な名前だなぁ) トマスは道路で事故に合いそうな人助ける為に飛び出したらしい」
ナレ「いまどきそんな事良く出来るね‥漫画とかかな?」
ナレ「それで死んだらしいね」
ナレ「草ww 結構見た展開だわぁ‥ww どうせ異世界行くんでしょ?」 ヒソヒソ
ナレ「だよねーww そうして異世界いって勇者になって世界救ったとさ」
ナレ「まぁ良い事したし誉められる事だけどもwww ベターだわぁ」
3:筆踊らせる死神
23/03/10 17:45:26.46 RlWNjQQh4
ナレ「で、その世界救った後、仲間に騙されて人生負け組転落って…」
ナレ「ww はぁ~w ひでぇww」
ナレ「それで路上で野垂れ死んだらしい」
ナレ「英雄に相応しい最後だねぇ…」
ナレ「そ れ で」
ナレ「死んだ後は冥界‥所謂地獄に落ちたってさ」
ナレ「そんで冥界で色々経験するって話です」
ナレ「これからどうなる?トマ‥トマ‥wwww」
ナレ「これからどうなる!?トマス!」
ナレ「ブフッ!…ww」
4:筆踊らせる死神
23/03/10 17:54:55.58 RlWNjQQh4
トマス「あ…え……」 トマス「何処?」
???「ここは冥界、しかも本部の!」
トマス「え…誰ですか?冥界?」
???「俺の名前?言わんし、それよりお前死んだんやろ」
トマス「……(死んだ?)……死んだってどういう事?」
???「野垂れ死んだ、衰弱」
トマス「は? …まさ…」 トマス「…………………」 トマス「(そうか)」
???「とりあえず俺は閻魔大王?とかと同じ奴だと思え」
???「お前は死んだ、そして罪人」
トマス「罪人って俺は!」
???「話聞くつもりとか無い、えぇ…」
5:筆踊らせる死神
23/03/10 18:03:43.65 RlWNjQQh4
トマス「そもそ…」
ん? 何か変だ…足?いや腕?感覚が曖昧だ
???「お前は今生前の記憶と意識を継ぐ魂だ」
トマス「は? 」
今気付いた、臭い、音、触感、視覚…どれも感じない
???「少し待て…」
トマス「うん? …ウッ!?」
???「身体を与える」
与える?身体を?どうやっ…
トマス「が…ガ…あっ…」
痛いとは違う…不快な感覚だ…全身に力を入れて抜いてを高速で繰り返している様だ
トマス「はぁ!!?? 身体が!元に!?何で」
???「うーん…ブサッ」
トマス「オイッ」
6:筆踊らせる死神
23/03/10 18:12:45.29 RlWNjQQh4
???「これからどうする?」
トマス「何を?」
???「地獄で罰を受けるか…」
???「死神になるか」
トマス「…死神になる? どういう事だ?」
???「死神になって仕事をする。 っていう罰」
トマス「面白そう、やってみたい」
???「ヨシッ! お前は今日から20級死神だ」
トマス「20級…?えっどう」
???「今からテレポさせるから詳しい話はそこの人に聞け」
トマス「おいちょっ」
シュッ
一瞬で移動した…瞬間移動?
7:筆踊らせる死神
23/03/10 18:18:43.95 RlWNjQQh4
ドサッ
???「おっ来た来た…」
トマス「ここは」
???「ここは待ち受け」
トマス「あな」
???「私は15級死神」
トマス「15級?この20級とか15級ってなんで」
???「強さと偉さを表してる階級、偉い順から特級、12死神級 1~20級死神」
トマス「あなたの名前は?」
???「不必要、名前があるのは12死神級の人達から」
???「それより下は区別する必要もない塵どもです」
トマス「えぇ…(困惑)」
8:筆踊らせる死神
23/03/10 18:30:32.67 RlWNjQQh4
名前が無いのか?
まるで湯婆…
15級「貴方は死神になりました。働くのが生前の罪の償いです」
15級「頑張って下さい」
トマス「は、はぁ…」
15級「さっさと行って下さい あちらに案内板があります」
トマス「は、はい」
灰色一色で、暗い廊下
等間隔に設置されたランタンが辛うじて明るさを一定に保ってはいるが少し先も見えない程暗い
私は置かれた看板に言われるがままに進んだ
9:筆踊らせる死神
23/04/05 21:28:31.38 DBqlkN/cH
トマス「おっ」
待受「来ましたか」
待受「ここは勤める仕事を選ぶ場所です」
トマス「はい」
待受「魂を集める仕事はこちらの列です」
[指す方向には何人か並んでいる]
待受「それ以外はこちらの列です」
[指す方向には大勢が並んでいる]
待受「勝手に並んで下さい~」
トマス「はぁ…」 随分適当だな、ちゃんと仕事してるのだろうか
10:筆踊らせる死神
23/04/16 19:28:40.02 WTtI13y4J
どちらに…しようか、適当に…
取り敢えずその"魂を集める"仕事ってのをやってみるか…
……ふと思えば自分も適当な奴だったな。人に言える立場でもないか
生きてた事は全部が楽勝で適当に生きて来た様な人間だったな
そそくさと歩いて列に並んだ
11:筆踊らせる死神
23/04/16 19:36:06.61 WTtI13y4J
5分くらい待った頃~
俺の直ぐ前に並んでる女性に話かけて来た
???「ぁ…あの」
俺に話しかけてるのか?
トマス「何ですか」
???「あなたも…死んでここに来たんですか?」
トマス「はい」
トマス「それより貴方のお名前は? 私はトマス・パソマと良います」
???「え?ぃゃ!?はい!私は…」
エーテ「エーテって言います」
トマス「エーテさん、ですね?」
エーテ「はい」
12:筆踊らせる死神
23/04/20 11:31:50.68 asAdE5M05
トマス「死神になって仕事をする…なんて生きてるとよく分からない事がいっぱいですね」
エーテ「いや、自分たちは死んでますけど」
トマス「ははぁ、そうでしたね」
他愛もない会話をしてるとどこから伴なく小柄な死神が現れた
???「お待たせしましたね、魂を集める仕事の人は私について来て下さいー」
自分が並んでる列の先頭は黙って付いて行き
自分も続いて付いて行った
歩きながらエーテが小声で何か話しかけている
エーテ「この先何があると思います」
トマス「何でしょうさっぱり分かりません」
13:筆踊らせる死神
23/04/20 11:43:46.14 asAdE5M05
働くんだから職場体験とか、研修とかだろうな…
???「こちらに説明係がいますんでそいつに話を聞いて下さい」
???「以上、私は戻ります」
エーテ「……ここに働いてる人は余裕が無いなぁ」
トマス「……」
1級「こんにちは!!!私は1級です!!!貴方達に魂を集める仕事の色々を教えに来ました!!!」
エーテ「成る程…少しテンションが高い人ですね」
1級「こんにちは!!!私達の仕事は魂を一定量集めて納品するという仕事です!!!」
1級「こんにちは!!!魂を集める仕事はまず!!!冥界から外の世界に出てその世界で死んだ人間の魂を集めます!!!」
エーテ・トマス「…?」
1級「こんにちは!!!集め方は簡単!!!魂を手持ちの鎌とかで掴み獲り!!!支給されたランタン等の容器に入れます!!!」
1級「こんにちは!!!!!!!!!!!!!!! 以上です!!!!!!!!」
1級「こんにちは!!!!!!後は各教育担当に聞いて下さい!!!!」
14:筆踊らせる死神
23/04/20 11:51:25.19 asAdE5M05
雑魚死神1「うるせぇよ!黙れよ!」
雑魚死神2「失せろ!イカれ野郎! 」
1級「こんにちは!!!仕事は何より挨拶と敬意が大切です!!!守らないなら!!!」
1級「こんにちは!!!仕事は出来ません!!!!!」
1級「こんにちは!!!仕事が出来ないゴミは処分しましょう!!!」
ハイテンションはそう言うと懐の槍を手に持ち…
喚く奴等を一瞬で貫いた
自分にも見えない速度だった
自分も世界は救える程の力を持った者かと思っていたがそんな事は無いようだここでは勇者や救世主やシスターや国王などは肩書きに過ぎないのだろう
エーテ「…!?」
15:筆踊らせる死神
23/04/20 11:57:43.57 asAdE5M05
エーテも目に見える程に動揺していた
トマス「大丈夫か?」
エーテ「ひぇ…ぅ…うっ……」
自分はこういう修羅場には慣れていたから余り驚かなかったが
一般人には一生のトラウマになる程の恐怖を植え付けた様だ
1級「こんにちは!!!こんにちは!!!こんにちは!!!」
1級「こんにちは!!!大丈夫です!!!仕事には直ぐ慣れます!!!」
あのハイテンションは殺意も狂気もなく仕事を熟すように武器を振るっていた
あんな風には成りたくないなぁ
1級「こんに…おっと!!!そちらの!!!お二人様!!!」
トマス「はい」
16:筆踊らせる死神
23/04/20 12:03:50.83 asAdE5M05
エーテ「ひぃ!…助けて助けて助けて!」
1級は気にも留めず話を続ける
1級「貴方達の教育担当は抑の部屋にいます!!!」
1級「あちらの廊下を真っ直ぐ行ったら部屋があります!!!」
1級「さっさと行け下さい!!!!!!!!!!!!」
トマス「はい」
エーテ「分かりました分かりました分かりました行きますだから殺さな」
ぐいっ
俺は過度に怯えるエーテを引っ張って廊下を突っ切った
1級「廊下を走ると危ないですよーーーーー!!!!!」
俺も無意識に怯えていたのか、または面倒な奴と一緒に居たく無いからか逃げる様に走った
17:筆踊らせる死神
23/04/20 12:08:28.93 asAdE5M05
バタン
俺達は抑の部屋に駆け込んだ
教育担当「来たか」
トマス「こんにちは貴方が教育担当係の人ですね?」
教育担当「ああ」
トマス「宜しくお願いします」
教育担当「宜しく」
エーテは恐怖の余りか気絶していた
教育担当「……取り敢えずその子起こそうか」
~10分後~
18:筆踊らせる死神
23/04/20 12:16:03.69 asAdE5M05
エーテ「う…ここは…」
トマス「おはよう」
エーテ「……!!!!!!」
エーテ「あっ!す、スミマセン!わ、私迷惑掛けてしまって!スミマセンスミマセン」
トマス「いいよ全然気にしないで」
エーテ「ありがとうございます…」
教育担当「起きたか、軽く自己紹介しよう」
教育担当「私はお前達2人の教育担当係の5級死神だ、宜しく」
トマス・エーテ「お願いします」
教育担当「あぁ君達についてはもう色々調べてるから自己紹介は要らんよ」
トマス「………」
エーテ「そうですか、態々ありがとうございます」
19:筆踊らせる死神
23/04/20 12:26:13.25 asAdE5M05
教育担当「君達は…20級死神だね」
教育担当「…名前で呼ぶのは非効率的なんだけど」
教育担当「トマスとエーテって呼ぶね。私の事は15級とか教育担当とかって呼んで」
トマス「はい」エーテ「分かりました」
教育担当「取り敢えずは武器だね」
教育担当「武器を支給するから自分に合う武器を選んで」
トマス「武器?」
エーテ「武器!!??き、危険じゃないですか!?武器は!?」
教育担当「戦う事は…偶にあるかも、まぁ仕事道具だよ」
エーテ「よ、良かった…? え?偶に戦う!?」
教育担当「アッハハハ! まぁ冥界は危険が一杯だからね戦闘は良く起きるよ」
教育担当「どうせ君達は万が一にでも戦う事になったらコテンパンのボロボロだよ!」
20:筆踊らせる死神
23/04/26 22:17:25.47 STP/+TLYM
教育担当「フゥ…とりあえず…この希望用紙配るかな…」
ペラペラ
教育担当「この用紙に色々書いて色々希望とかしてね」
エーテ「は、はい」
適当な説明だな
トマス「はい」
渡された紙はシンプルな内容だった
エーテ「う~ん…」
渡された紙にはどんな武器が欲しいとかどんな容れ物が欲しいとか
簡単な項目が書いてあいる
エーテ「こ、こう?ですかね…」
トマス「…希望の仕事道具をここに書く訳か」
教育担当「あー!そうそう飲み込み早くて助かる~」
教育担当「この宮殿に居る奴等はせっかちばっかりだからね~」
何か違和感が…そういえば…
エーテ「そういえば貴方は5級死神なのに何で15級って呼ぶ様に、って言ってるんですか?」
教育担当「あぁ~…」
教育担当「自分はね、中途半端に強いから実力を偽ってた方が良いんだよね」
エーテ「なるほど…弱いフリをした方が絡まれ難い感じなんですかね…」
教育担当「そうそう~ イカれた奴は自分と同じ様な奴と絡み合うからねー」
教育担当「弱い奴は絡まれるもなく無視されるからね」
そういうもんなのか…?
21:筆踊らせる死神
23/04/26 22:41:59.32 STP/+TLYM
ん~やっぱり違和感が…あっ!そういえば…
トマス「そういえばここは『冥界』だって聞きましたけど」
トマス「死後の世界…地獄って事ですか?」
教育担当「んー…説明しよう!」
教育担当「ここは死後、魂がやって来る世界 まぁ地獄であってるよ」
教育担当「あとこの建物は『ハデス宮殿』ってぇ…まぁだだっ広くて色々な契約をする所」
トマス「分かりました…ありがとうございます」
カキカキ…
トマス「お願いします」
用紙に簡単な希望を書いて渡した エーテ「あっ私も…どうぞ」
教育担当「おっと…はいはい…」
教育担当「…なに?」
トマス「何かダメでしたか?」
教育担当「いや…良いね!バッチリ…あとは…」
スッ…
教育担当が渡された紙を何かの箱?入れ物に挟んで…
22:筆踊らせる死神
23/04/26 22:47:14.50 STP/+TLYM
コンコン …ガチャ
誰か入って来た様だ
教育担当「はいー」
???「5級…これだ」
教育担当「ありがとうございますー」
バタン
入って来たのは配達員か?渡したら直ぐに行ってしまった
教育担当「そーだねぇ …ええーっとぉ…ここを…」
エーテ「???」
エーテは届いた荷物が開けられるのをぼうっと眺めている
まさか希望に書いた仕事道具かな? なんちゃって…
教育担当「武器と道具届いたよー」
トマス・エーテ「えぇ!?」
は、早くないか?俺達が何が欲しいかもう分かってて準備してた感じだぞ?
教育担当「ここのは仕事早いからね~」ビリビリ…
教育担当「ご開帳~」
23:筆踊らせる死神
23/04/26 23:02:35.52 STP/+TLYM
拍子抜けにも中には小さな宝石が入っていた
教育担当「はいこれ」
トマス「は?あ、ありがとうございます」
教育担当「はいこれ」
エーテル「えぇ!? あ、はい…」
教育担当「この石を握ってみて」
トマス「はい… …ふっ!」
エーテ「えい!」
石を握ると急に光りだして…
キラキラ
中から希望した仕事道具と思われる物が出てきた、これは魔法か何かの類いか…
エーテ「ふぇ!?」
トマス「俺のは…頼んだ通りの奴だな…」
教育担当「そりゃそうでしょうよ」
エーテ「す、凄い…」
教育担当「ねぇー?凄いでしょ~?」
24:筆踊らせる死神
23/04/28 21:10:24.62 Idw2bXDyC
教育担当「君たち発注書細かく書くからビックリしたよ」
エーテ「そうですかね…」 トマス「仕事道具ですから」
教育担当が自分達をまじまじ見つめて…何か言うつもりなのか?
教育担当「トマスの武器はツヴァイヘンダーか、使いずらそう」
トマス「まぁこれ好きなんで」
教育担当「エーテは…鎌? ありきたりだねぇ」
エーテ「死神って鎌持ってますよね?」
教育担当「まぁ死神ってそんなイメージだしね」
教育担当「魂を入れる容器は…トマスはランタンだね」
トマス「デフォルトがこれらしいんで」
教育担当「エーテは… ポシェットバック…ねぇ」
エーテ「変ですか?」
教育担当「いやいや、筆箱の死神とかいるからそれよりかわ断然ありでしょ」
25:筆踊らせる死神
23/05/24 20:58:29.80 hox8LLY1Z
教育担当「君達個性派!…ではないね」
トマス「はは…そうなんですか?」
教育担当「まぁ君達より変なのいっぱい居るよ」
教育担当「それよりかーんたんに説明」
エーテ「ありがとうございます」
教育担当「魂を容れる容器は貴重品、魂を入れ保管できる」
教育担当「武器…これは仕事道具、奮う事で肉体がタヒんだ人間の魂を狩り獲れる」
トマス「それがこの道具…」
教育担当「ああ、ちゃんと武器として物を傷付けられるよ」
教育担当「相当な兇器さ、…(まぁ今の君達が使ってもタダの刃物でしょうね」
トマス・エーテ「?」
教育担当「あとは自分でやってみて!」
エーテ「はい」
教育担当「じゃあさっそく行ってらっしゃーい」
26:筆踊らせる死神
23/05/24 21:21:43.35 hox8LLY1Z
【宮殿の廊下】
エーテ「とりあえず宮殿から出ましょうか…」
エーテ「この案内板を見て進めば良いんですね」
トマス「複雑だけど良く見て進めば大丈b…」
すたすた…
トマス「行き止まりだな」
エーテ「え…?えーと、」すたすた…
トマス「行き止まりだな」
エーテ「………」すたすた…
トマス「行き止)))
エーテ「迷子…ですね…」
トマス「案内b…」
エーテ「大丈夫です!私に任せて下さい!」
~30分後~
27:筆踊らせる死神
23/05/24 21:31:08.74 hox8LLY1Z
トマス「おっ?出ぐt…」
エーテ「あっ!こっちです!」
トマス「でも出口って看b…」
~30分後~
エーテ「着きました!」
トマス「ちょっと言いたい事がある」
エーテ「…な、なんでしょうか?」
トマス「エーテって方向音痴?」
エーテ「……………」
エーテ「…はい」
トマス「そうか…」
トマス「とりあえず俺と行動しよう?」
エーテ「すいません…」
28:筆踊らせる死神
23/05/24 21:43:11.12 hox8LLY1Z
唐突なナレ「雄と雌が一緒に居る口実が出来たね」
ナレ「作者タヒね」
【宮殿の外】
トマス「…おぉ?」
エーテ「はぁ…?」
宮殿の外はとても殺風景だった
乾いた土が広がっていて空気も澱んでいる
エーテ「…だ、大丈夫なんですか…ね?」
トマス「大丈夫…だと思う」
トマス「出口の看板には出てからずーっと真っ直ぐ進めば文化街?に着く」
エーテ「…らしいですね」
トマス「真っ直ぐかぁ…」
こんな所絶望するとは…
エーテ「と、とりあえず進みましょう!廃れてますが舗装道もありますし…」
29:筆踊らせる死神
23/05/24 21:54:32.63 hox8LLY1Z
トマス「はぁ~」
唖然としていた
エーテの表情を見ていると
どうやら自分達は気でも合うのでは…?何て思った
エーテ「す、進みましょう!兎に角!」
トマス「それしかないしな」すたすたすたすた…
~2時間後~
エーテ「うぅ…はぁはぁ…」
トマス「大丈夫? 一度休憩しよう」
エーテ「はぃ~すいません…」
30:筆踊らせる死神
23/05/24 22:12:45.98 hox8LLY1Z
【荒れ地】
自分もエーテも地面に座りこんでいる
彼女はホントに戦闘と無縁な生活だったんだろな
自分もそうだった、自分が死ぬ前の更に前…
エーテ「あのぉ…」
トマス「ん?」
エーテ「これ本当に現実なんですかね…」
トマス「……そうだと思うよ」
エーテ「うう…やっぱり…」
トマス「自分もそういう経験した事あるし」
エーテ「……」
トマス「もうちょっと休もうか…」
~10分後~
31:筆踊らせる死神
23/05/29 21:20:59.46
……だからね」
エーテ「なので女の子説は邪道ですよね」
トマス「自分が思うに車k
ぐう~
トマス「………」
エーテ「…スイマセン オナカスキマシタ」
トマス「確かにここに来て何時間か経っているし」
トマス「お腹空いてるよね、何か食べ物ないかな…」
エーテ「あっ!いえ大丈夫です…それにもう落ち着いたんで」
エーテ「出発しましょう…」
トマス「…分かった、」
32:筆踊らせる死神
23/06/01 16:07:20.85
………進めど歩けど街らしい物は見当たらない
本当に歩くだけだ、何かの修行か…?
長い道を歩くだけの地獄
地獄の長い道を歩くだけ
………
ガタガタガタ…
トマス「この音は」
エーテ「荷台?いや荷車…」
何処からか…
馬?の様な生き物に荷台を輓かせている男が現れた
???「…おぉ! おーい!君達!」
トマス「ん?」
???「この先に様かい?」
エーテ「は、はい この先にある文明街って所に…」
???「折角ならこの荷車に乗らんか」
33:筆踊らせる死神
23/06/01 17:37:28.78
エーテ「え?良いんですか?」
???「ええで、この荷車もがらんどうで寂しかったんでな」
???「二人が乗っててくれば賑やかになるし!」
二人は荷車に乗り込んだ、中には何か入った瓶が幾つかあった
トマス「ありがとうございます… この道を歩いて行くのは辛かったんで…」
???「そりゃあ、ここから街とか森に出るまでは…」
???「歩いて7ヶ月は掛かるし」
トマス・エーテ「7!?」
エーテ「えぇ……」
トマス「冗談…」
???「じゃないで、冥界はだだっ広い所なんよ…」
34:筆踊らせる死神
23/06/01 18:04:53.01
ガタガタガタ…
優しく揺れる荷車は居心地が良く
落ち着いた木の臭いがした
???「お二人さん…死神だね」
トマス「分かるんですか?」
???「まぁね?俺目利きあるし!あとそれに運び仕事もしてるし」
エーテ「だから荷車を?」
???「そうさ、まぁ運ぶ物なんてあんま無いよ」
???「運ぶのは貴重品とか、食料品とか」
トマス「なるほど…言い難いけどもっと聢りとした荷台の方が…」
???「大丈夫や、俺は実力派やし!」
トマス「は、はぁ…?(実力派とは?)」
35:筆踊らせる死神
23/06/01 18:28:10.86
あっ!そういえば…
自己紹介忘れてた…
トマス「そういえば自己紹介忘れてました」
???「自己紹介…? 別に名乗るモンなんかじゃねーよ自分」
トマス「いえいえ、一応は…」
エーテ「あ…私も…」
???「まぁ…いいか」
トマス「私はトマス・パソマと言います」
エーテ「私はエーテって言います」
???「俺は…」
賊「おい!待てよ!停まれ」
男達が道を塞いできた、殆どは武器を握っている
一目で賊だと分かる奴等だ
???「待て、って自己紹…」
トマス「待って下さい…!」
???「えぇ?何が)))」
エーテ「えぇ!きゅ、急に何ですか!」
36:筆踊らせる死神
23/06/01 18:48:34.23
賊「お前等、下りろ」
エーテ「ヒソヒソ…(ダダダ、大丈夫なんですか?」
トマス「ヒソヒソ…(まずは大人しくして隙を見て逃げよう」
???「お前達ー!申し訳ないけど何も積んでないぞー!」
トマス「!?(大声出すと危険ですよ!」
???「ヒソヒソ…(大丈夫」
賊「…下りろ」
???「嫌ー!」
賊「ふざけるな! 痛い目見たいのか?」
???「(飛ばすから確り掴まって」
エーテ「え?」
37:筆踊らせる死神
23/06/10 00:08:25.83
賊「もう良い、お前ら纏め…
???「疾走れ!!!!」
そう声を張り上げた途端、
馬の様な生物が前脚を掲げ嘶いた。
賊「!!??」
トマス「まずッ!? 何して」
ビューン
エーテ「ぎゃあー!?」
トマス「何!?何だ?」
???「疾いやろ?このコ!アッハハハハ!」
エーテ「ハッ!ハハハヤヤヤヤヤヤ!スススギギ!」
トマス「ッ…(凄まじい…!)」
受ける風でまともに口を開いて喋る事が出来ない
周りの光景も正に光の様に流れていく
一体何なんだこの男もこの馬も…
38:筆踊らせる死神
23/06/10 00:18:00.53
~30秒後~
あっと言う間に街の建物らしき物が見える所まで着いた
あの物凄い風圧が去った今は脱力感が身体に充ちていた
エーテ「うぅ~…」
???「おっと、嬢ちゃん大丈夫?」
トマス「うっ…あれは出し過ぎですよ…」
???「ごめーん! 久し振りだから張り切っちゃったのかな?ハハハハ!」
???「君達もよく獅噛み着いてたよ!エライ!」
トマス「はぁ…」
???「まぁ文明街に着いたし、結果往来!」
エーテ「はぁ…」
まぁ文化街と言う所に着いたんだし‥まぁ良いかな
「ここは何でもアリな所」そう悟るのが正しいと思う
39:筆踊らせる死神
23/06/27 21:52:53.71
【文明街の前】
エーテ「うぅ~…くらくらします…」
???「なにぃー!(大袈裟) 大丈夫か?一体誰がこんな酷い事を…!」
エーテ・トマス「…」
???「…わ、悪かったよぉ~ ウチのコ久し振りに走ったから燥いじゃったんだよ~」
トマス「まぁ何とかなったんで感謝はしますけど…」
エーテ「えと…私ももう良くなりましたし…うっ…き、気にしないで下さい。」
トマス「あっそうでした!」
???「俺の名前かい?」
エーテ「あ!そういえば賊襲で聞けませんでしたしね」
トマス「はい」
???「俺の名は…」
???「名は…」
???「……やっぱ良いわ。」
トマス「え?」
???「エッヘン、君達!人の名前なんぞ一々覚える必要なんてないぞぉ?」
エーテ・トマス「な、なるほど…(?)」
40:筆踊らせる死神
23/06/27 22:10:47.05
エーテ「ここまで運んで貰ってホントにありがとうございました」
???「ええよええよ!それにアンタ達もやる事あるんでしょ?」
トマス「はい」
???「んなぁもうボケっとしてないでさっさとこの街に入りな!」
エーテ「えっあ!はい!分かりましたありがとうございます!」
トマス「ここまで本当にありがとうございました」
そう感謝し自分達は荷台から下りた
???「じゃあのぉ~」
そう言うと男は馬のような生k…
???「あぁ!あとこの馬みたいな奴は宵馬…"ナイトメア"って言うんよー」
そう言うと男は宵馬を歩かせて、再び道を進み始めた
41:筆踊らせる死神
23/06/30 22:14:14.45
そういえば"文明街"に着いたのは良いが…
エーテ「な、なんでしょうか…?」
この街はおどろおどろしい鉄柵で囲われており
近づいてみると中には武器を構えた死神らしき者が並んでいるのが見えた
トマス「あの~!」
武器を構える死神「なんだー!」
トマス「ここの入り口知りませんかー!」
武器を構える死神「あそこだー!お前らも中に入るなら建物に避難しろよー!」
エーテ「へぇ?避難?…ここは逃げた方が良)))
トマス「分かりましたー!」
エーテ「はぁ…(これ絶対抗争的なの起こる雰囲気だよね…)」
トマス「大丈夫だよ、この様子だと外の方が危険そうだし」
トマス「避難を勧められたからその方が良いと思うよ?」
エーテ「そうですかね…(どうしてこの状況を直ぐ飲み込めるんだろう?)」
トマス「自分も急な事態には慣れてるから、安心して?」
エーテ「はい…(もっと安全性を調べた方が良いんじゃ…)」
42:筆踊らせる死神
23/06/30 22:20:47.88
死神があそこと言い顎を指し向けた方向に向かってみたら入り口があった
トマス「建物が…」
武装した死神がそこらをほっつき歩いていた
武装した死神「おぉ、そこの二人!」
エーテ「は!はい!」
トマス「はい」
武装した死神「この道を進んだら地下シェルターがあるからそこに避難してくれ」
武装した死神「階級も低そうだし身を隠しておいて」
トマス「ありがとうございます」
トマス「…あと皆さん戦闘準備というか防衛?ですかね」
トマス「何かが来るんですか?」
武装した死神「そりゃとんでもないのが来るよ」
43:筆踊らせる死神
23/06/30 22:34:25.48
エーテ「とんでもないのって…なんでしょうか?」
武装した死神「"ペルセポネ様"…が来るんだ」
ペルセポネ?
神話に出てくる神か?確か…
武装した死神「その様子だと知らないだろう」
武装した死神「まぁザックリ言うと天災だよ、毎日冥界を滅茶苦茶に破壊し尽くすんだ」
破壊し尽くす?ペルセポネって破壊神だったっけ?
武装した死神「冥界の女王…女帝様さ、"天上天下唯我独尊"の擬神化だよ」
エーテ「え!? な、なんでそんな事を?と言うか危険なんですか?」
武装した死神「危険ってレベルじゃないよこの街も60億平方あるけど彼女が通れば瞬く間に灰塵さ」
トマス「じゃあ何故そんな神に武装してここを護ろうと?」
武装した死神「まぁほんの少しでも被害を減らそうと思ってな。毎日護ってるんだよ!」
エーテ「へぇ~…いや!それより早く隠れましょう!避難しないと!」
トマス「確かに、早く行こう」
武装した死神「あ!あと~!」
トマス「なんでしょうー!」
武装した死神「ペルセポネ様の悪口だけは絶対に言わない様にしろよー!」
トマス「は、はい~!(悪口を?まぁそう言うなら言わない様に気を付けとかないとな)」
44:筆踊らせる死神
23/07/01 07:49:26.38
そういえば…避難しながら思い出した
あの教育担当の人は出発する時"文明街に行くように"と言ってたなぁ
なんでかなぁ…
トマス「そういえばさ」
エーテ「はい?」
トマス「教育担当の人はなんでここに行くように言ったのかな?」
エーテ「ここでする事があるんでしょうけど、そもそも教育担当さんもここに着いてるんですかね…」
トマス「うーん取り敢えず…あっ!あった多分あそこ」
急だけども避難する事になったからあのシェルターに隠れないと
トマス「って…え?」
鉄筋が所々露出していて塗装も剥がれている
肝心の入り口の蓋も錆び付いていて…むしろここに居る方が危ない気が…
エーテ「…? 結構ボロボロだけど…大丈夫です…かね?」
トマス「あの人も隠れる様に言ってたし、多分…大丈夫なんだと思う」
そういう事にしとこう。(諦め)
エーテ「私達って…」
トマス「ん?」
エーテ「もしかして、騙されました…んですかね?」
トマス「…まさかね」
まさかそんな事は十中八九ないだろう。
45:筆踊らせる死神
23/07/03 21:42:41.07
エーテ「と、取り敢えず勧められた様にここに隠れるしかないですよね…」
トマス「…だなぁ」
蓋を開けると埃が舞い散った。
エーテ「……」
トマス「……」
トマス「…大丈夫だよ!死神はきっと病気とか罹らないと思う!」
エーテ「ホントに…大丈夫ですかね…?」
トマス「………」
入口からは階段が見える…が
とても暗い数段先は暗闇
小さな証明が辛うじて光っているが足下に注意しないとな。
ここから転げ落ちてどうなるかは想像に難くない
46:筆踊らせる死神
23/07/03 21:55:41.87
トマス「気を付けてね」
エーテ「…はい」
恐る恐る階段を降りて行くと…少し広いスペースがあった
薄暗い照明、石板の床、丸太の柱…並べられた樽。ここは貯蔵庫…か
トマス「あの人は地下シェルターって言ってたけどこれは…」
エーテ「で、でも大丈夫ですよ!頑丈そうですし…!!」
トマス「そう…だね」
???「おーい!」
エーテ「ッッッー!?ぎゃあー!?!?ダダダダッ!ダレカイルンデスススカ?」
トマス「うわっ!! は、はい!」
???「君達~凄いね~!良く文明街に来れたね~!」
47:筆踊らせる死神
23/07/03 22:01:33.29
トマス「えぇ?あ!はい」
顔が薄暗くてよく見れない…‥一体…
???「あれ?吃驚させちゃった?アッハハハハハ!」
エーテ「ッ!‥…ーあっ!もしかして」
トマス「もしかして教育担当さんですか?」
教育担当「SOU!君達が来るのを見越して先回りしといたのさ~!」
エーテ「う~…吃驚させないで下さい~」
教育担当「ゴメンゴメンww」
トマス「…そうでした!」
教育担当「はい?」
トマス「どうしてここまで来る様に言ったんですか?」
教育担当「あ~…それはねぇ…」
48:筆踊らせる死神
23/07/04 08:47:16.58
教育担当「ここなら冥界を知る社会勉強が出来るからだね」
トマス「なるほど…」
教育担当「んー…あとここなら生活には困らないし危険も少ないかなって」
トマス「分かりました」
エーテ「こ、ここは安全なんですね…」
教育担当「100%じゃないけど、体感60%は安全かな?」
エーテ「……」
教育担当「…あぁ、それと」
教育担当「ここには私の家があるからね、君達そこに住み込みで働くのが良いかなって」
トマス「分か…え?住み込み…?」
エーテ「えぇ…?な、何故でしょうか?」
教育担当「それはぁ…冥界は土地とかの物価が高いからね、ポンポン買える訳じゃないよ」
エーテ「具体的にどのくらいの値が…」
教育担当「君達が1日働いて1ソウル半…分かり易くいうと1万円くらいでぇ…えっと…」
トマス「えぇ…(どんだけブラックなんだよ)」
教育担当「君達が約700万年働いてトイレを買う事が出来るくらい」
トマス・エーテ「 ? 」
教育担当「700万年」
トマス・エーテ「(°▽°)」
49:筆踊らせる死神
23/07/04 09:06:50.40
滅茶苦茶
…そう思った
ホントにどうなってるんだよ
教育担当「それより」
トマス「あっ…そうでした」
教育担当「君達もここに避難して来たんでしょ?」
エーテ「あっ!そ、そうでしたね…」
教育担当「……そろそろ来る。」
トマス「…あのペルセポネ」
教育担当「ペルセポネ様って言って」
トマス「は、はい」
教育担当「……来た!」
エーテ「え?」
50:筆踊らせる死神
23/07/04 09:07:57.00
何かが自分の横を通り抜けた
ピカーン
強烈な閃光…全身に伝わる衝撃…脳内で木霊する高音…
トマス「うっ!」
一瞬だけ…白髪の少女が…見えた様な…?
……!?…一体何が…な…
エーテ「ッ!? ぎゃあー!たたたた、助けて~!!!!」
エーテ!大丈夫か?…くッ…凄まじい風圧が…もしかして…ッ!?
教育担当「ウワーヤヴァーイ!」
教育担当「皆仲良く投げ飛ばされちゃったー!」
トマス「おー!?おー! 墜ちてるー!?!?」
地上が…見えない!? 上空に…居るッ… 一体何で!?
さっきの衝撃はッ!
いや…今はそれよりこの状況をどうするか…!
51:筆踊らせる死神
23/07/04 09:14:27.58
教育担当「ほいっ!ほいっ!」
エーテ「うわぁぁぁー!」
教育担当「私に捕まってー!」
トマス「わ、分かりまッ…ーした!」
教育担当「よぉーっし!このまま着地だー!」
トマス「う、うわあぁあぁー!」
エーテ「いやぁー!!!タヒんじゃうぅぅぅぅ!!!!」
不味い…意識が…前が見……
52:筆踊らせる死神
23/07/04 09:24:31.43
─…ここ…は?
???「起きろー!」
???「起きろー!寝坊助ー!」
この声は──
???「いつまで寝てんだよッ!」
トマス「ぐえッ!」
ジークフリート?
今…までの…は…夢だったのか?
ジークフリート「朝飯あるから支度したら来いよォー」
いや…幻覚…だろうか…
トマス「んー…眠いよ…もう少し寝てる…から…」
う~…頭が…重い…眠気も酷いな…
ジークフリート「はぁー…まぁ残しとくからなぁー冷めない内に食えよー」
トマス「う~ん…」
…前…暗く…寝て…しま………
53:筆踊らせる死神
23/07/04 09:34:48.02
……
???「起きろー!寝坊助ー!」
トマス「グヘェア!!」
???「起きろー!」
トマス「うっ…」
トマス「…ハッ!?」
トマス「ジークッ!」
トマス「って…教育担当…さん」
エーテ「だ、大丈夫…ですか?」
はぁ…………夢かぁ?
トマス「あ、あぁ大丈夫だよ…」
教育担当「君ぃ~着地した時に泡吹いて気絶してたよ!」
教育担当「アッハハハハハハハハ!」
トマス「はは…すいません」
教育担当「良いよ良いよ、災害様も通り過ぎたし」
教育担当「一件落着!ってね☆」
54:筆踊らせる死神
23/07/28 23:01:44.94
エーテ「だ、大丈夫です…か?」
トマス「え?あぁ大丈夫だよ…安心して」
教育担当「…じゃ、私に付いて来てね~」
トマス・エーテ「分かりました‥」
一悶着あったと言うのだろうか
そんな事があり教育担当さんに連れられて 夢の(?)シェアハウスに住む事になった
【道中】
エーテ「うわぁ…」
教育担当「アッハハハ…今回も酷いなこりゃあ…」
トマス「……」
あの"災害"が過ぎてから文明街と言う所はすっかり世紀末感の漂う荒野に成っていた
見渡せる限り殆どの建物は消し飛んでおり見える物も歪んだ鉄骨と壁しか残らなかった様だ
55:筆踊らせる死神
23/07/28 23:07:30.90
そろそろ教育担当さんの家に着く所で気になる事がひとつ
トマス「…教育担当さん」
教育担当「なんだい?」
トマス「教育担当さんの家は…」
教育担当「ふっふっふー…安心したまえ!トマスくん!」
トマス「は、はぁ?」
教育担当「私の家は!なんと!準カロン製の建物!」
エーテ「カロン製?」
教育担当「カロン製の建物…とはねェ…まぁ滅茶苦茶頑丈な建物さ」
教育担当「ペルセポネの攻撃にだって耐え…ら」
教育担当「耐え…られ…る…」
三人「………」
連れられて来て見た物は家であろうナニカだった
56:筆踊らせる死神
23/07/28 23:14:41.00
教育担当「……(災害保険降りるかなぁ)」
教育担当「……(買ったばっかりなのに…)」
トマス「だ、大丈夫ですよ!か、壁は残って…ますし」
エーテ「………」
教育担当「取り敢えず入ってね…」
トマス・エーテ「はい」
幸い基本的に家と呼べる最低限の骨組みは残っていた
家具もあるし…水道は…
教育担当「取り敢えず水出るかも…蛇口を…」
キィ…
………
教育担当「……」
エーテ「ガスは…?どうでしょう…か?」
教育担当「ガス?…そうだ!ガスはあるよね☆流石にね☆」
カチッ…カチッカチッ…カチッカチッカチッ…
…………
57:筆踊らせる死神
23/07/28 23:19:13.93
トマス「コ、コンロは駄目でも!お、お風呂は!」
教育担当「水出ないよ」
トマス「……」
エーテ「電気…電気は!どうでしょうか!」
教育担当「ははははは…照明は…」
照明を点けるためのボタンは見当たらない
…あったとして押した所で他と同じ結果だろう
教育担当「…」
トマス・エーテ「……」
教育担当「………」
教育担当「…だ、大丈夫だよ!ほら!屋根と寝床さえあれば!ね!」
58:筆踊らせる死神
23/07/28 23:24:26.40
教育担当「下向いててもなんとも!ならないよ!ほら!」
教育担当「なんかほら!どぅーいっと!」
トマス「仕事について教えてくれませんか?」
教育担当「仕事…あぁ!君たちの仕事ねー!はいはいはい」
吹きさらしとまでは行かないが廃墟と言われてしまうと反論は出来ないこの家
三人で力を合わせれば、頑張ればなんとか住めるだろう
~1時間後~
エーテ「なるほど…現世へ赴く際は交通許可が必要で…」
教育担当「分かってるね」
トマス「現世で集める魂は換金所で…」
教育担当「うんうん…」
59:筆踊らせる死神
23/07/28 23:31:05.71
トマス「だいたい理解できました」
エーテ「分かりました…」
教育担当「んー…ばっちり☆ じゃあ早速行ってらっしゃい~」
トマス「では、行ってきます」
エーテ「行ってきます!」
教育担当「あー向かうのは文明街の"界境場"だからね~」
トマス「はーい!」
教育担当「うんうん…取り敢えず見守りますかね…」
教育担当「ふふふ…(あの子たちは上手くやれそうだね…)」
なんだか良く分からないな、でもこんなに濃い1日が続くなら飽きる事はないかもな…
ここでは直ぐに受け入れる、直ぐに理解する。そんなのがないとやって行けんだろうな…
60:名無し物書き@推敲中?
23/09/02 15:12:25.81 gXuumL4aX
続きはよ
61:名無し物書き@推敲中?
23/10/12 22:40:35.00 h0IeCUk/L
続き
62:筆踊らせる死神
23/11/06 16:17:01.74
続きそんな欲しい?
63:筆踊らせる死神
23/11/10 01:40:21.14
【界境場へ向かう道】
教育担当さんに色々教わった自分達は…初仕事をする為に~
?
…いや
トマス「……いや、どうなってんだよこれ!!」
エーテ「ヒャイ!?」
トマス「タヒんだら急に死神になって物事がトントン(?)拍子に進んで…」
トマス「おかしいだろ!普通に!」
エーテ「ドド、どうしたんですかいきなり…?」
トマス「普通に考えてこんな話ある訳~」
???「"死んだらいきなり社畜になってしまった。"」
トマス・エーテ「え?」
64:筆踊らせる死神
23/11/10 01:50:07.47
???「"働く事に疑問を懐かない"」
トマス「ゑ? はい?」
エーテ「す、すみません、何方様ですか…?」
???「俺?」
???「……お前ら、新人だろ」
トマス「…はい」
???「なら…俺の事は知らねぇよな、」
エーテ「(勿体振って無いでさっさと名乗らないかなぁ…)」
???「ここはなぁ…」
65:筆踊らせる死神
23/11/10 01:54:40.34
トマス「あのぅ~…」
???「…なんだ?」
トマス「お名前は~?」
???「"6"」
トマス・エーテ「はい?」
6「"ロク"って名前だ、"禄"な名前じゃねぇよな?」
トマス「そ、そうですね…」
エーテ「あ、あはは…」
6「無理して笑わなくて良いぞ」
トマス・エーテ「はい…」
66:筆踊らせる死神
23/11/10 02:04:09.03
エーテ「そ、それより」
6「ん?」
エーテ「さっき"死んだらいきなり社畜に~"って言ってましたけど」
エーテ「あれってどういう事なんですか?」
6「どんな事って…まぁ、特に意味なんてねぇよ」
エーテ「そ、そうなんですね…」
6「腹は空かないか?」
トマス「 はい…確かに今日は何も口にしてませんけど」
6「飯を…」
エーテ「飯を…?」
6「お前らは飯を食える所を知ってるか?」
トマス「え、それは街を歩いてれば~」
6「良いことを教えてやろう。」
67:筆踊らせる死神
23/11/10 02:18:10.21
エーテ「良いこt
6「"冥界で食料品はとても貴重"」
トマス「え?とても貴重って…」
6「"名前のある死神はとても強く位が高い"」
エーテ「?」
6「"冥界で常識は通用しない"」
6「冥界で通用するのはまぁ…法律【ルール】だな」
トマス・エーテ「…」
6「お前、」
トマス「はい?」
6「お前さっき、声を荒げて"おかしいだろ~"とか"普通に考えて~"とか」
トマス「えぇ…あっ!」
6「新人は良くなるんだよな、あー言うの」
6「現状と常識にギャップが生まれてどんどん自分自身も冥界みたいに可怪しくなる」
トマス・エーテ「…」
6「気を付けろよ」
トマス「は、はい。 …ご忠告ありがとうございます」
6「忠告も何ももうなってたけどな、…ふっ」
トマス「ははは…」
エーテ「はぁ… 」
68:筆踊らせる死神
23/11/10 02:35:02.50
???「新人に随分優しくしてるわねぇ6」
トマス「…?」
また死神が現れた、目を奪われる程に綺麗で、その…大きい(身長)人だ
6「…気紛れだ」
13「…あぁ、6が世話になったわね、私は"13"って言うわ」
6「世話になった~って、俺が世話してるぐらいだし~…」
13「6は外顔(蛆を掻き集めて潰した様な醜悪な顔)も悪いし子供(身長)みたいだし嫌味なオッサンだけどどうぞご贔屓に☆」
トマス「は、はい」
エーテ「はぁ…?」
6「勝手に贔屓してろ」
エーテ「す、すみません!」
6「それより13、俺はもう帰るが…」
13「あらそう…じゃ、私もオイタマするわね」
トマス「分かりました」
13「気を付けてねぇ~」
トマス・エーテ「はい~!」
69:筆踊らせる死神
23/11/10 02:54:48.69
エーテ「なんだったんですかね、あの人達…」
トマス「さぁ? でもちょっと裕福な感じはしたなぁ~」
教育担当「貴族だよ~」
エーテ「わうぇ!!??き、教育担当さん!?」
トマス「…!!教育担当さん!いきなり出ないで下さいよ…」
教育担当「君たちの事が心配で心配でぇ~もう来ちゃった☆」
トマス「それより貴族ってどういう事ですか?」
教育担当「12死神って呼ばれる冥界でもトップ2クラスの神達」
トマス「12死神…」
エーテ「それって、12人居るんですか?」
教育担当「13人居るよ」
エーテ「じゃあなぜ12死神なんて名前…」
教育担当「12人の死神が集まった時12って名前の人が死神だったかららしい?」
ん…?どういう意味だろう…いや考えてもしょうがないか
70:筆踊らせる死神
23/12/14 06:34:15.11
【界堺場へ向かう道の途中】
界堺場って場所の附近は被害が少ない様だ
教育担当「はっ………」
エーテ「…? どうかしましたか?」
教育担当「…ゑ?ナンデモナイヨォ~」
教育担当さんは私達の隣でペラペラ喋ってヘラヘラしているが
時折だんまりしていて何か考えてるのが分かった
トマス「その12死神って言うのは冥界【ここ】で一番偉いんですか?」
教育担当「…いんや、貴族って言ったでしょ?つまり王族も居るって訳」
エーテ「それってここ滅茶苦茶にした…」
教育担当「そうそう、ペルセポネ様だね。彼女は王族の一人、冥界の女王」
トマス「(あの破壊神がか…)」
71:筆踊らせる死神
23/12/14 06:50:59.17
教育担当「…と言うか私用事あるんだった。」
トマス「あ!そうだったんですね」
教育担当「ちょこちょこチョコっと行って来るね~」
エーテ「は、はい…」
教育担当「頑張れよ~」
トマス・エーテ「はーい!」
途中で出会ったのは多分用事を片付ける様あったからだろう
教育担当さんは何かを考えながら鋭い目つきで何処かへ飛び去った
~10分後~
トマス「……何か臭わない?」
エーテ「はい?(もしかして私…?)」
トマス「酷い腐臭が…するような?」
エーテ「は、はぁ…(まさかそんなに臭ってる?)」
トマス「あと獣臭、んー…これなんだろう?」
エーテ「さ、さぁ?ネズミや野犬の腐乱屍があるだけじゃ?」
トマス「そう…かなぁ…」
72:筆踊らせる死神
24/01/20 06:41:53.53
エーテ「あっ、そう言えば(唐突)」
トマス「ん?」
エーテ「認識を合わせる為に訊くんですけど」
トマス「うん」
エーテ「魔法って知ってますよね?」
トマス「まぁ…一応ね、呪文を唱えたり手順を踏んで対価を払って~」
トマス「兎に角…複雑な感じ?」
エーテ「あぁ…そう、そうですね。」
エーテ「‥そうですか……」
エーテも何か考えてる様だ
教育担当さんも考え事してそうだし、もしかしたら自分だけ呆けてるってのが可笑しいんだろうか?
なんて考える。
73:筆踊らせる死神
24/01/20 06:56:01.95
考える…ん?
記憶によれば(生きてた時の)自分はもっと考えに耽ける奴だった
仲間からもそれを良く指摘されてた
それに、
トマス「…?」
トマス「‥何かを…忘れて…?」
エーテ「はい?」
トマス「あっ、いや!別に…」
エーテ「…あれ」
トマス「ん?」
エーテが何かに気づいたのか道端にある何かを眺めている
眺めている方向を見てみれば看板があった
錆びて古びて、字だけは何度も上から書き足している
未知の言語で書かれている看板
74:筆踊らせる死神
24/01/20 07:11:06.35
エーテ「"ガルム出没注意"…?」
トマス「読めるの?」
エーテ「わっ!?え、いや、私この字はさっぱりなのに」
エーテ「私がこれをよ、読めたんですかね…?」
トマス「これは…」
トマス「"誰でも理解できる"ようになってるのか?」
エーテ「…不思議、ですね」
トマス「たぶん冥界で使われる言語なのかな…」
エーテ「あっ!?そう言えば」
トマス「確かに」
思い返せば案内板の文字や教育担当さんの書いた字も読めてた
理解出来ていた、これが…冥界特有の言語による影響なのかな?
分かっているのに余計に分からなくなって来た
75:筆踊らせる死神
24/01/20 07:25:04.31
と言うか
トマス「と言うかガルムって…」
エーテ「ガルム?…ガルムって北欧神話に出てくる…」
トマス「もしかして危険?」
???「そんな事ないよ~」
エーテ「ヴャア!!」
トマス「!?」
凄まじい死臭がする、瓦礫の陰に潜んでいて姿は見えないが明らかに何かが発している
その何かが言葉を発して自分達に近付いて来ているが
???「なんで避けるの~」
???「俺達フレンドリ~アニマル~」
エーテ「えっえっ…えっ?"俺達"!?」
トマス「…っ」
76:筆踊らせる死神
24/01/20 07:42:19.23
さっきまで考え込んでたせいで全く気付かなかった
呻るような息遣いが周囲から聴こえてくる…
この何かが安全じゃないと誰でも分かるハズ
???「…自己紹介しよ~」
自分達の後ろからはっきりと声が聴こえてきた
ガルム「俺は…いや俺達はガルムって言うんだぁ~」
振り返るとそこには屍の様に赤黒くハイエナの顔をした獅子が居た
エーテ「ひぃ…」
トマス「……(隙を見つけて逃げないと)」
ガルム「へへ~食べちゃうぞ~」
エーテ「いやぁぁぁ!!!」
トマス「エーテッ!」
エーテ「(ガクッ…」
ガルム「あっ」
トマス「気絶した…」
77:筆踊らせる死神
24/01/20 07:59:29.33
トマス「っ……何が望みだ」
ガルム「えぇ…(困惑)俺達そんなつもりじゃなかったのになぁ…」
トマス「普通に喋ってるし…それに涎だだ漏れだし、絶対食うつもりじゃ…」
急に口調を変えてきた…と言うかさっきまで明らかにかまととぶってたよな…
ガルム「俺達は強いて言うなら可愛い女の子が望みや」
ガルム「誰がお前を食うんだよ、身の程を知れ死神」
トマス「…ッチ(なんでこんな事言われなきゃ駄目なんだ」
ガルム「あ~舌打ちした~良く無い~!」
トマス「と言うか俺"達"って言ってたけど他にも居るのか…?」
ガルム「うん、狩りしてるからや」
トマス「狩り?…でも自分達は襲わないのか?」
ガルム「死神は食えんてw」
トマス「?」
ガルム「死んだら消えるもん」
トマス「‥そうなのか…」
ガルム「死神が知らねーのかよっ!全くこれだから若いもんは…」
トマス「"若いもん"って、じゃあお前はいくつなんだよ」
ガルム「(生前は)24歳、野犬です。」
トマス「俺より年下じゃねーか!吾31ぞ?!」
78:筆踊らせる死神
24/02/28 02:34:57.75
ガルム「そんな事よりだなぁ…」
トマス「そんな事って…」
ガルム「良かったなお前達」
トマス「?」
ガルム「俺等が恐水に罹ってて理性を失ってたらお前達絶体絶命だったぞ?」
トマス「恐水…(狂犬病と言う奴か…)」
ガルム「"ここ"で理性のない獣は害獣とか家畜みたいな扱いされるんだよ」
トマス「…」
ガルム「ある日突然。そうなる危険に怯えながら生きるなんて、息が詰まるよ全く…」
トマス「そう…(無関心)」
ガルム「話聞いて、どうぞ」
ガルム「まぁ…死神はそんなに怯える必要は無いし、なんせ病気に罹らんからな!」
トマス「へぇ…(病気に罹らないのか?)」
ガルム「まっ、お喋りもここまで、群れのボスは忙しいんだ、お前に構ってる暇は無い!」
トマス「えぇ…」
ガルム「達者でな。その娘にもな」
トマス「はぁ…」
そうして話が終わると瓦礫の裏から黒い影が散り散りに何処かへ去った
79:筆踊らせる死神
24/02/28 02:50:27.37
エーテ「うぅ…うーん、あっ」
トマス「また寝てたね…」
エーテ「はっ……/////」
エーテ「…スイマセン」
トマス「良いよ、ハハ…気にしてないから」
エーテ「そそ、それより!界境場に…む、向かいましょう!」
トマス「…うん」
こうして他愛もない談笑をしていると懐かしいような気分に浸れるな…
~30分後~
トマス「…あった」
エーテ「あっ、はい!」
道成りに歩いていると何時しか建物と人に囲われた広場に着いた
エーテ「あそこですね…」
自分が見ている方向にエーテも目を向けた
ピカピカに磨かれた鉄製の看板に「界境場」と書かれてあったのが読めた
トマス「ここに入れば…いいハズ」
80:筆踊らせる死神
24/02/28 02:59:52.30
徹底的に整備された巨大な駅の様な建物があった
周囲の建造物と比べても異質な程綺麗で新品同然の見た目で
トマス「凄く目立ってるね」
エーテ「ほ、本当に私達が入って良いような建物なんですかね…?」
トマス「教育担当さんに言われたんだから、取り敢えず入ろうか」
エーテ「は、はいぃ……」
どうやらエーテは乗り気じゃなさそうだけど……
"自分は平気"なんて一瞬思ったけど、この巨大な建物に付いた大きな入口を見ると流石に怖気付いた
トマス「はぁ~… 入ろうか」
81:筆踊らせる死神
24/02/28 03:40:11.28
トコトコ…
建物の中は灰色の大理石で出来た床、壁、天井…
エーテ「ハ、ハデス宮殿より綺麗だったり…?」
トマス「…」
入ってすぐ目の前に受付、側に並べられた椅子があり
受付に立っている死神は私達のそれより豪華そうな制服の様な衣装をしていた
スタスタ…
トマス「すいません」
受付死神「どのようなご用件で」
受付の死神から無機質な声が発せられた
トマス「…(教育担当さんに言われた通りに)」
トマス「20級魂斂死神、二人。現世へ仕事に」
そう言うと直ぐに編纂書を開きペラペラと捲り何かを確認した後直ぐ閉じた
受付死神「…確認完了、現世へ向かって下さい」
トマス「はい」
エーテ「だ、大丈夫でしたか…?」
トマス「あぁ!平気平気、気にする程の事じゃないよ」
エーテ「は、はい!」
82:筆踊らせる死神
24/02/28 04:26:07.69
エーテ「で、では行きましょう!」
トマス「そうだね、じゃあ…あ」
緑青色の死神「ふむ」
どうやら他の死神も入って来たようだ、考えればこの仕事をしてる死神は他にも居るから当たり前か
トマス「…(随分と装飾された服だな)」
緑青色の死神「…2級異裁死神、対象ネメアを狩りに」
ネメア…なんだろう?異裁死神ってのも…
受付死神「…確認完了、現世へ向かって下さ
緑青色の死神「ん?」
受付死神「どうかしました」
緑青色の死神「君…!」
受付死神「……はい」
緑青色の死神「アルバトロス?!」
受付死神「げっ…」
緑青色の死神「会いたかったんだ!」
緑青色の死神「また逢えるなんて…!これは運命だ…!これは!!」
受付死神「クソ…あぁ~…そこの20級の御二方!」
エーテ「えぇ!?」
受付死神「さっさと行って下さい!」
トマス「は、はい…」
受付死神「…(見世物じゃねぇぞ…」
緑青色の死神「もぉ~!ソレより私ともっとお話しようよ!」
受付死神「黙れ」
83:筆踊らせる死神
24/02/28 04:45:47.70
トコトコスタスタ…
何だか向こうではいざこざが始まりそうなので自分達もさっさと"仕事場"へ向かうことにした
エーテ「あれ…大丈夫なんですかね?」
トマス「うーん、でも自分達には関係ないから気にする事はないよ(…多分」
トマス「…着いた、ここが入口…いや出口?」
一寸先は虚空が広がる門、どうやらここが現世に繋がっているらしい
エーテ「うぅ…」
エーテは怯えた様子でこっちを見たけど自分は何とも言えないので
トマス「じゃあ…入るよ!」
エーテ「え?え!!わ、私も!」
無駄にローブをはためかせながら門へと飛び込んだ
ヒュ~ン
84:筆踊らせる死神
24/02/29 23:57:22.50
煌めく虚空が眼前に広がる
そして歪んでいく
身体が落ちる様な感覚がし…
目が醒めた
気が付いたら虚空は森に変わっていた
トマス「…はっ!」
トマス「(日中か…ここは?」
トマス「…!それより!」
それよりエーテは何処に?
直ぐに周りを確認したら少し離れた所におどおどしているエーテを見つけた
エーテ「…あっ!トマスさん!」
エーテもこっちを見つけた様だ
85:筆踊らせる死神
24/03/01 21:37:42.64
トマス「大丈夫?」
エーテ「は、はい…私は」
エーテ「それよりここはどこなんでしょう…」
トマス「…取り敢えず人の居る所を目指そうか」
空気はそこまで澄んでは居ない、人里に近いのかも?
…あっ!
トマス「道があるね」
エーテ「あっ…本当ですね…」
少し拓けていて硬い土が続いている…
トマス「登ってみよう」
エーテ「え?」
トマス「案内板があるかもしれない」
エーテ「はい…」
86:筆踊らせる死神
24/03/01 23:06:06.37
教育担当「私が案内してやろう!!」
エーテ「わっ!?」
トマス「えぇ!…また突然現れましたね…」
教育担当「まぁまぁ、何時か慣れるさ」
エーテ「うぅ…慣れません…」
トマス「はは…」
教育担当「そんなことより、説明しよう!」
教育担当「ここは現世、人の魂を集めよう」
トマス「はい…」
教育担当「付いて来て」
エーテ「わ、分かりました」
そう言うと教育担当さんが道の様な藪をさっさと歩いて行った
…ついて行くしかない
トコトコ~スタスタ~
87:筆踊らせる死神
24/03/01 23:52:24.33
教育担当「ほら着いたよ」
町…
トマス「もしかして…に、日本?」
エーテ「にほんって何でしょうか?」
教育担当「知ってるの?はえ~すっごい」
トマス「あっ、えぇ…」
教育担当「この世界で国って呼ばれてる国だよ」
エーテ「そうなんですね…」
教育担当「まず、いや…うーん、君たちまだ飛べないからなぁ…」
トマス・エーテ「?」
教育担当「…(おっ!丁度いいな)あれ見える?」
エーテ「あれ?」
トマス「はぁ…ん?」
教育担当さんが指差している方に目を凝らすと何かが朧げに浮いている
88:筆踊らせる死神
24/03/03 17:06:31.68
エーテ「あ、フラフラ歩いている人が居ます…」
教育担当「そうだけど、なにか揺らめく物が見えるよね?」
トマス「ん?」
フラフラと歩いてる男の頭から背中にかけて白い炎の様な物が揺らめいている
教育担当「あれは死ぬ事が決まっている人間だ」
トマス・エーテ「……」
教育担当「エーテ、あの人間に向かって武器を振ってみて」
エーテ「えぇ!私ですか!?」
教育担当「……」
トマス「……」
エーテ「うぅ…」
エーテは嫌嫌男の方へ歩いて行った、何度も振り返って何かを訴えかけている様だが
結局男の近くまで行った
エーテ「あのぅ…」
男「…して…野郎…」
エーテ「あ、あの!」
エーテ「うぅ…///」
教育担当「現世にいる生物は自分達に気付かないよ、触る事も出来ない」
エーテ「あっ…はい…」
エーテ「…やります」
覚悟を決めたらしい
89:筆踊らせる死神
24/03/03 17:25:12.13
エーテ「ふぅ…」
エーテ「…えい!」
力んだのか怖いのか目を瞑って鎌を大きく振った
エーテ「……?」
目を開けると男から揺らめく何かが消えていた
トマス・エーテ「え?」
男はさっきと変わって居ない様子だ
エーテ「教育担当さん…これで大丈夫ですかね…?」
教育担当「YES」
エーテ「(ほっ…」
緊張が解けて表情が少し緩んだ
教育担当「容器を確認してみて」
エーテ「は、はい!」
エーテのポシェットバッグの内側が光っている
教育担当「ちゃんと入ってるね、光が強い程多く入ってるよ」
教育担当「要量は掴めたね?じゃあ二人共そこら辺からパパっと集めて来てね~」
トマス「分かりました」
エーテ「はい…!」
90:筆踊らせる死神
24/03/21 22:52:05.18
トマス「…おっ」
少し歩いているとさっきと同じように白い炎を出している人間がちらほら居た
エーテ「あ、あれ」
トマス「ん?」
エーテの目線は人に向かっている…いや
トマス「…人間ではないね」
エーテ「も、もしかして…オバケ…」
トマス「あれも回収出来るのかな?ちょっと行ってくる」
エーテ「えぇ…?き、気を付けて下さい…」
それに背負ってる"コレ"の使い勝手も気になる
良く見てみるとそれは浮かんでいる人型の炎で微かな軌跡を残しながらフラフラと漂っている
注意しながらソレに近づいて…剣を手に持った
91:筆踊らせる死神
24/03/21 23:05:11.90
トマス「おぉ…」
軽い、ツヴァイヘンダーとはまるで思えないくらい
「…ふう」
深く早く息を吸い、吐く…そして持ち上げる
「……はぁっ」
ブンっ!
剣の先が風を切るように素早く動いた
この武器は使うのが楽しくなる程気持ち良く動く
エーテ「おぉ…!」
トマス「お~…」
人型の炎は霧散した…同時に腰に吊るているランタンが仄かに光を発した
92:筆踊らせる死神
24/03/21 23:24:52.69
エーテ「す、凄いですね…」
トマス「はは…そうかな?褒めらr
エーテ「トマスさんの持ってる剣も私のも軽いみたいです」
トマス「あっ…うん、そうだね。」
エーテ「これも何らかの技術ですかね…」
それから二人で周辺を回りひたすらに魂を集め続けた
~4時間後~
【駅前】
教育担当「ふぁ~眠い眠い……」
教育担当「おっ!」
教育担当「来た来た!」
トマス「戻りました」
エーテ「つ、疲れたぁ~…」
教育担当「たったの5時間で疲れるなんてこの国の労働者に呆れられるよッ!?」
エーテ「えぇ~…」
教育担当「二人とも初仕事ご苦労さま、んじゃ、帰ろっか~」
トマス・エーテ「はい…!」
93:筆踊らせる死神
24/05/20 11:03:58.71
【廃墟アーチガウチガウw
【自宅】
エーテ「うーん…」
トマス「…」
トマス「大丈夫?さっきから考え込んでるけど」
エーテ「トマスさんは何と言えば良いのか…違和感を感じませんか?」
トマス「えぇ?特には無いけど」
エーテ「自分だけでしょうか…」
エーテ「多分、時間感覚がおかしくなっていると思うんです…」
トマス「思う?」
教育担当「面白そうな話してるね~」
94:筆踊らせる死神
24/05/20 11:28:49.04
トマス「…」
エーテ「ス、スイマセン、変な話しちゃいましたね…」
教育担当「変な…あっ(察し)そう言う…関係だったのか!」
トマス・エーテ「違います。 」
教育担当「デスヨネ~」
トマス「そう言えば今は何時ですかね?」
教育担当「何時?」
教育担当「う~ん、家には時計が無いからなぁ~」
エーテ「え?時計が無いって…」
教育担当「私達には必要無いからねぇ~」
教育担当「時間に追われる様な仕事じゃないからねぇ~」
トマス「確かに…今のところノルマとか納期とか無いですしね…」
トマス「…」
教育担当「それよりDA☆」
エーテ「はい?」
トマス「?」
教育担当「君たちが集めた魂換金しにさぁ~行こぉ~うぜ~」
95:筆踊らせる死神
24/05/20 11:39:55.03
トマス「あ!そうでしたね」
エーテ「すっかり忘れてました…」
教育担当「二人とも思い詰めすぎだよ~もっと気楽に生きなきゃ」
教育担当「もう死んでるけどね☆」
教育担当「アッハハハハハ!!」
…………
教育担当「行こうか」
トマス・エーテ「はい」
96:筆踊らせる死神
24/05/20 12:21:21.63
【道中】
教育担当「換金所もピカピカテカテカだから直ぐ分かると思うよ~」
またあの感じのが…
トマス「…気楽に行こうか」
【換金所】
トマス「おぉー…」
エーテ「うわぁ…」
教育担当さんに付いて行く内に蒼白色の銀行の様な建物が見えてきた
目が痛くなるくらい眩しく太陽光を反射して目立っているのでここが換金所だと直ぐに分かった
97:筆踊らせる死神
24/07/19 03:32:47.56
教育担当「どう…ここ?毎日清掃員がせわしなく磨いてるからね」
教育担当「ひときわ目立たせる為にこんなにピカピカにしてるのかねぇ…」
ただでさえ太陽光で鬱陶しく煌めいてるのに照明らしき物で看板が照らされているのが目に入り…
その下にある扉に気付いた
トマス「行きましょう」
エーテ「…はい」
教育担当「さぁ~行
グイーン…
トマス・エーテ「ふぁっ!?」
トマス「自動ドア!?」エーテ「勝手に動いた…?」
トマス・エーテ「?」
教育担当「ブフォwおっおっおっwww」
教育担当「…ふふふっ、良い反応するねぇ~」
まさか…!自動ドアがこんな所でお目にかかれるとは…!
教育担当「"こんな所で自動ドアをお目にかかれるとは…!"って感じの顔だねぇ~」
トマス「はぁ…」
98:名無し物書き@推敲中?
24/12/18 21:58:15.23 3GUuyPL3b
オ├ナのヰシ゛メは死に至らしめてようやく表に出るか゛国民を貧困化させて強奪した税金を湯水の如く使って毎曰グルグル遊覧へリ飛は゛して
石油燃やしまくって莫大な温室効果ガスまき散らして望遠力メラて゛女風呂のそ゛き見して大騒音まき散らして住民イライラ犯罪惹起してる
クソポリ公だのJALた゛のANAた゛のテロリストが憲法カ゛ン無視で海に囲まれた曰本でわざわさ゛陸域飛行しまくって威力業務妨害
労働者の睡眠妨害して生産性壞滅させて國民の間にイラヰラ伝播させてるのか゛原因な,シリアでは市民か゛クソ政権打倒したり
曰本に原爆落とした世界最惡のならず者国家て゛は企業トップを銃殺して多くの人々に英雄扱いされたり民主主義って感し゛て゛格好いいか゛
百兆圓もの課税余地を放棄してる航空燃料税によって全國航空騒音まみれにして國民貧困化させて献金企業や犬コロ公務員と私腹を肥やしてる
自民公明がヰシ゛メ伝播の開始点だがイシ゛メ伝播の終着点に苦しんて゛るやつはその根本原因にー矢報いるくらいしないと死ぬまで解決しないぞ
某礼儀正しいメカ゛ネフェチ君だろうと誰だろうとクソ航空騷音にイライラしてやったと自供するた゛けで送金したいってやつマシ゛て゛大勢いるしな
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