22/04/29 15:35:51.24 .net
初めて彼氏ができたのは高校一年生の夏。そんなに長くは続かなかった。高校三年生の春二人目ができた。初体験もその人と。正直痛かった。その人からは受験勉強に専念したいからと振られた。今思えば元カレたちを本当に好きだったのかは分からない。もしかすると一三時過ぎの暑さと蝉の鳴き声、夕方の蒸し暑さを残した風とひぐらしの鳴き声、日中の暑さを残しつつも秋の虫が鳴く夏の夜の雰囲気にただ浮かされていただけなのかもしれないし、冬の芯から凍えるような寒さと頭上を埋め尽くす陰鬱な雲とから解放され自由になった心が春に飛び交う小鳥の羽が春の日差しの下ふわふわと舞い蜘蛛の巣に引っかかってしまった結果として付き合っただけだったのかもしれない。思い返してみればどちらも求められ、何となく付き合ったのだから多分好きではなかった。
9:名無し物書き@推敲中?
22/04/29 15:36:19.62 .net
誰かを本当に愛したことは当然あった。彼に頭を撫でてもらいたかった。彼の腕に抱きしめられたかった。腕の中で眠りたかった。けれど向けた物に見合う見返りを受け取ることは遂になかった。誰かに恋をしたとしてその相手からも愛してもらえることはあるのか。私を愛してくれる相手が現れたとして私はその相手を愛すことは出来るのか。なんだっていい。愛したい。愛されたい。大事にしたい。大事にされたい。
でも無理なのだと思う。
その気づきは残酷でとても耐えうるものではない。せめて一晩でもいいから愛されてみたいと思った。その相手を愛することでその一晩限りは幸せの絶頂に包まれうるのではないかと思った。愛し愛された一晩一晩の積み重ねが徐々に皮を厚くし心を強くしてくれるのではないか。そしてだから出会い系を始めた。そして今日初めて会うことになっている。昨日の深夜マッチし、今日の明朝には約束し、気づけば夕方会うことになった。
多分相手は遊び慣れていて私は一晩遊ばれるだけ。でもいい。その相手を愛し私も愛されたつもりになれば私は満足なのだから
10:名無し物書き@推敲中?
22/04/29 15:36:48.95 .net
正直で純粋でこんなことしていいのかなって感じてしまうような子だった。多分、いや絶対遊び慣れなんてしてない。理由が何なのかは知らないけど一瞬の気の迷いでこんなこと恋愛ごっこに片足を踏み入れてしまったんだと思う。
ゴミ一つない道にポイ捨てするのは誰だって抵抗はあるはずだ。僕がしていたことは小汚い路地裏の道で噛んでいたガムを吐き捨てるようなものであって花畑の中の一番美しい花を摘むようなものじゃない。そんなきれいなものを傷つけることは僕にはできないしその資格もない。だけれど、それが嘘から始まるのだとしても、それを真実として進めることができるなら、それが花壇を土足で踏み荒らす行為だとしても最後にはちゃんときれいな植え込みにするなら土足で踏み荒らしてもいいじゃないか。
いつも通り、でもいつも以上に優しく僕は初めて花を摘み取った。
11:名無し物書き@推敲中?
22/04/29 15:37:12.42 .net
翌朝の別れ際「付き合ってくれないか。」と彼女に言った。了承してくれるという確信があった。ここら辺の話はすごく抽象的で物事が事前にそう決まっていたかのように進めてしまって申し訳ないけどそうとしか言えなかった。彼女は了承してくれた。
「好きだよ。」という言葉すら蛇口から当然のように流れてきた。救いようがないものだ。けどとにかくここら辺が僕にとっては潮時で限界で足の洗い時だったんだと思う。なんにせよ僕は僕を愛してくれる相手を手に入れた。うまくははまらないブロック同士でもはまったままそのままにしておけば接ぎ木のように上手くいくんじゃないか。そう思っていた。
身体を重ねるごとに僕らはお互いを愛していったと思う。会えない日の長電話とか、会った日のデートとか、そんなのを繰り返して最後には抱きしめあって眠った。その度に胸の空白が色鮮やかに彩られた。それは雨上がりに雲が消え去ってそこに虹がかかるように、胸の隙間を埋めていた暗闇を払い去り、そこに残った青空に虹をかけていった。満たされていた。
12:名無し物書き@推敲中?
22/04/29 16:52:20.04 .net
良かった。
ありがとう。
13:名無し物書き@推敲中?
22/05/08 11:34:46.29 .net
URLリンク(i.imgur.com)
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URLリンク(i.imgur.com)
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14:名無し物書き@推敲中?
22/05/21 22:41:34.08 .net
0109 ミラ ◆yc99/W2drU 2022/05/17 23:45:18
ミラのテーマ
俺の名はミラ 人呼んで 文豪ミラとは俺のこと
書いた作品みな傑作 天才過ぎると人は言う
それに引き換えお前らは 駄作書いては笑われる
ああ可哀想 ああ惨め 努力したとて無駄なこと
天才ミラには敵わない 天才ミラは今日も行く
15:名無し物書き@推敲中?
22/06/14 21:29:48.76 .net
良かったよ
16:名無し物書き@推敲中?
23/09/19 14:17:09.41 .net
それって何を意味してるの?
17:名無し物書き@推敲中?
23/09/20 18:25:23.56 .net
オマエさぁ, どうやってsageでアゲげてんの?
18:名無し物書き@推敲中?
23/09/24 20:06:00.46 .net
「付き合う」という概念はメディアによる刷り込みなのよ結局
19:名無し物書き@推敲中?
23/10/01 02:37:56.96 .net
女なんて全員ブス
勘違いさせてはいけない
20:名無し物書き@推敲中?
23/10/10 01:54:53.88 .net
何のロマンもない出会いだな
21:名無し物書き@推敲中?
23/12/02 10:11:46.17 zHLdy8AmP
航空騒音て゛知的産業壊滅、ネッ├では日本語の最新技術情報とっくに消滅、情報漏洩に不正送金にシステム障害まみれのポンコツ後進国
突っ走ってるが騒音は創作活動にまで影響を及ほ゛してオチなし主張なしこ゛都合主義のウンコンテンツだらけ
しかも多少の期待をしながら我慢して見てる中、バックで男のクセに氣持ち悪い歌を歌いだすとか切るしかないだろ
岸田異次元増税憲法ガン無視地球破壊覇権主義経済音痴文雄みたいな税金泥棒を首相なんかにして丿コノコ税金で海外旅行まで許して
地球破壞しながら人間の尊厳カ゛ーだの嘘八百ほざいて俺こそが法だと日本全国航空騷音まみれにして災害連発させて自由で開かれた強盗殺人
利権拡大して私腹を肥やすために日本に原爆落とした世界最悪のならず者国家と共謀して隣国煽って核汚染水までたれ流して軍拡増税
イノヘ゛ーションは全て企業の犬ですらない個人か゛作ったもので満たされてる現実すら理解できず第二第Ξのエルピーダに無駄な税金たれ流し
賄賂癒着して地球に國土にと破壊して切り売りしてるだけで物価上昇と賃金上昇の好循環なと゛黒田虚言癖東彦同様あり得ない話
(羽田)ΤTPs://www.call4.jP/info.php?type=items&id=I0000062 , ttрs://haneda-ρroject.jimdofree.сom/
(成田)URLリンク(n-souonhigaisos)уoudan.amеbaownd.com/
(テロ組織)ttPs://i.imgur.com/hnli1ga.jpeg
22:名無し物書き@推敲中?
24/07/09 17:59:26.07 .net
もうヤダ😕 関係ない
被っても太らなくて実在の店なんかで逃げ切れないんじゃないのか
URLリンク(i.imgur.com)
23:名無し物書き@推敲中?
24/07/09 18:28:04.85 .net
ガンプラがある
URLリンク(i.imgur.com)
24:名無し物書き@推敲中?
24/07/21 19:32:57.93 .net
彼女の温もりが掌に伝わる。生きた人間と繋がっているという実感が、どこか不自然で、虚しい。彼女の瞳は、まるで宇宙の果てのような深淵を湛えている。しかし、その奥底には、決して届かない私の存在が映し出されているのだろうか。彼女の心は、すでに別の星へと旅立っている。私は、ただその残照を掴もうとしているに過ぎない。この手の温もりすら、いつか冷めてしまうだろう。
25:名無し物書き@推敲中?
24/07/21 19:34:04.86 .net
冬の澄み切った空気は、少年の凍てつく心を映す鏡のようだった。彼は、名前も知らない少女の手を握りしめていた。それは、温もりのない、ただ硬い掌。まるで、冬の枯れ木に触れているような感覚だ。
少年の足下では、枯葉が冬の風にあおられ、くるくると回転していた。かつて、この葉も緑葉を茂らせ、木々を彩っていたのだろう。だが、今は生命の息吹を感じさせるものは何もない。少年の心と重なるように、冬の荒野が広がっていた。
彼は、母親に愛された記憶がない。大学生のときに産まれた彼は、母親にとって予期せぬ存在だったのだろう。卒業式の頃にはすでに、彼の小さな心臓は母親の体内で鼓動を打っていたという。母親への感謝の言葉、あるいは敬意の言葉。それらは、少年の心に全く響かないどころか、むしろ激しい拒絶反応を引き起こす。それでも、街中で母親に手を引かれた幼い子供を見かけるたびに、少年の心はざわめく。それは、決して手に入れることのできないものを切実に求める、人間の心の奥底にある深い悲しみだった。
26:名無し物書き@推敲中?
24/07/21 19:35:24.77 .net
街の灯りが滲む夜空の下、彼はスマートフォンを握りしめていた。無数の顔が現れ、消え、また現れる。右にスワイプ、左にスワイプ。機械的な動作が、彼の心を刻々とすり減らしていく。
十八時を過ぎると、彼はまるで定時制に通う学生のように、マッチングアプリを開いた。無数のプロフィール写真を眺めながら、彼は「マッチありがとう!良かったら通話しましょう!」という定型文を貼り付ける。まるで、工場のベルトコンベアから製品が次々と飛び出すように、彼の言葉は送られていく。
返事が来ると、インスタグラムのアカウントを交換し、些細な会話を交わす。そして、たいていは「少し休もうか」という言葉で、夜の営みに誘われる。彼は、まるで義務を果たすかのように、その誘いに応えた。
ピサの斜塔の階段が、人々の往来ですり減っているように、彼のスマートフォンの画面も、無数のスワイプによって少しずつ摩耗していた。歴史の重みに耐えかねて傾いた斜塔と、欲望の積み重ねによって歪んだ彼の心。彼は、そんな二つのものを重ね合わせながら、虚無感を募らせていった。
毎晩繰り返される同じような夜。無数の顔と重ねた肉体。それらは、彼の心から何かを奪っていった。それは、優しさなのか、それとも感受性なのか。あるいは、彼はただ単に、感情を麻痺させてしまったのかもしれない。
彼は、まるで分厚い皮膜で覆われたように、外界から遮断されていた。その皮膜は、最初は薄く、外界の刺激を敏感に感じていた。しかし、日々繰り返される行為によって、その皮膜は次第に厚くなり、やがては、外界からの刺激を完全に遮断してしまうのではないか。彼は、そんなことを考えながら、夜空を見上げていた。
27:名無し物書き@推敲中?
24/07/28 18:32:53.19 .net
出会い系であった、オス犬と雌犬。
28:名無し物書き@推敲中?
24/08/12 12:06:17.95 .net
出会い系で出会った女はすべからく相手を選ぶタイプのヤリマンだった。
ちなみに私は童貞を貫いて死んだ。