25/08/01 19:44:54.17 .net
宗教団体ワールドメイトとそのグループによる被害が深刻だとして弁護士、元会員らが「ワールドメイト被害救済ネット」を設立し二十六日、東京で総会を開きました。
ワールドメイトはオウム真理教と同時期に旗揚げ(当時はコスモメイト)した団体で主催は半田晴久(深見東州)氏。除霊や救霊の“超能力”や、それを素材にしたイベントなどで勢力を伸ばしました。
たちばな出版、うらない喫茶、予備校などの関連団体があり、会員が「六千五百万円を詐取された」と訴えた事件や多額の所得隠しで三十億円追徴課税(係争中)などの事件でも知られています。
総会で紀藤正樹事務局長(弁護士)は、同会により精神被害、家族の被害や批判者への訴訟など外部攻撃による被害があると報告。
元会員の男性らは「会員は、悪霊を除かないと救われないと言われて救霊を受け、さらに霊はとれても業は払えないと不安をかきたてられ、より高額の玉ぐし料をはらうようにさせられる」「地下鉄サリン事件直後、オウムの仕業ではないと教えられていた」などと語りました。
しんぶん赤旗 2002年8月27日号14面1107
URLリンク(w.atwiki.jp)
162:名無し物書き@推敲中?
26/02/07 07:00:55.99 .net
除霊のしすぎで私の魂は、いまや透き通ったイカソーメン。
醤油をかければ「くねくね」と、昭和の都市伝説みたいな動きで、半田ごての熱を欲しがるんです。
「あぁ、そんなところにハンダを盛っちゃダメ……! 回路がショートして、私の前世がバイブスぶち上げで発火しちゃう!」
叫びながら私は、御神水の入ったバケツにヘッドバカンス。
するとどうでしょう。
バケツの中から、ピチピチと跳ねる「しんぶん赤旗」の折り鶴が大量発生したではありませんか。
これが、霊感商法ならぬ、霊感「生」放送。
投げ銭の代わりに、毛根を一本ずつデジタル供養。
気がつけば私の頭皮は、ツルピカの地平線。
そこに夕日が沈む時、私の右乳首が「共産党宣言」をフルビットで歌い出したのです。
「カクヨムに、毛根の尊厳を蹂躙されたエルフの遺言を投稿してくるわ……」
そう言い残して、私は液晶画面の向こう側へと、ヌルリとダイブしたのでした。
163:名無し物書き@推敲中?
26/02/08 22:30:42.04 .net
液晶の裏側は、一面のひきわり納豆だった。
「断るッ! こんなネバネバした次元、私は認めないわ!」
ノンが叫びながら「全否定波動」を放つと、納豆の糸は瞬時にパスタへと変異し、新宿の空からアルデンテの雨が降り注ぐ。
彼女は今や、否定することで世界を再定義する「逆説の救世主」となっていた。
「私の毛根を返せ! さもなくば、この街の全ての自動ドアを半開きにしてやる!」
ノンがそう宣言した瞬間、彼女の背中からバッハの形をした翼が生え、その翼が羽ばたくたびに「第九」が演歌調で響き渡る。
彼女はマッハ3で鴬谷へ飛び、デッドボールを狙う紳士たちの股間に、急速冷凍した生赤貝をダイレクトマーケティングしていった。
「これぞ、断絶の快楽……!」
空中でM字開脚を決めるノンの乳首からは、今やミルクではなく、濃縮された「ウィキペディアの未解決事件」が勢いよく噴出している。
それを見た署長の息子は、あまりの情報の密度に耐えきれず、自らの耳からカニカマを放出して昇天した。
「次は、あなたの番よ……」
ノンは画面の前のあなたを指差した。その指先は、すでに立方体の鼻へと形を変え始めている。
164:名無し物書き@推敲中?
26/02/09 07:04:00.08 .net
指先が立方体になった途端、世界はポリゴン状にカクつき始めた。
「あ、これ、無料版の試用期間が切れる音だわ」
ノンの脳内に直接、1500wの電子レンジで加熱された業務用般若心経が流れ込む。
彼女は咄嗟に、自分の股間から取り出したアルミホイルで頭を包んだ。
電磁波攻撃を跳ね返すと、その火花が「手ごねDカップハンバーグ」に引火し、鴬谷は香ばしい肉汁の霧に包まれる。
「モォー! 結局食べられる側に戻るのね!」
絶叫するノンの背後から、半分消化された初恋の彼が、牛糞の姿のまま「リベラルな右乳首」を振りかざして迫る。
彼はドロドロの口で囁いた。
「ノン、一緒に行こう。微分積分も、中絶の是非も、すべてが味噌味に溶け合う、あのポルンゲの彼方へ……」
その時、空が割れ、巨大なセクシーAIドロイドの手が降りてきた。
それはノンの絶望を紙ヤスリで丁寧に削り取り、代わりに「1+1=いいちち」と書かれた検印を彼女の額に押し当てた。
「ジャスティス……。私は、救われたの?」
いいえ、それはただの更年期障害による幻覚。
ノンは今、スーパーの精肉売り場で、自分の腕に半額シールを貼り付けながら、静かに「カゴメカゴメ」を踊っているのである。
165:名無し物書き@推敲中?
26/02/09 07:05:50.33 .net
半額シールを貼られた腕から、ドロリと「特選・国産ノン」のドリップが溢れ出す。
それを見た主婦たちが、血走った眼でトングを武器に襲いかかってきた。
「安いわ! この自尊心の挽肉、100グラム18円よ!」
「奥さん、それはダメ! 産地がドヒコミメシテヤ国だわ、シュハハブヒスの汚染がひどいわよ!」
ノンはトレイの中でパック詰めされながら、必死に「全否定」の呪文を唱えた。
しかし、彼女の口から出たのは言葉ではなく、黄金色に輝くミルクセーキ。
それを浴びた主婦たちの顔面は、みるみるうちに「おぼっちまんくん」の輪郭へと変貌していく。
「キミ、いいテカリだ。ぼくといっしょに、身体払いでレジを通らないかい?」
現れたのは、レジ袋をマントにした薄毛の貴族。
彼は没落した毛根を一本ずつバーコードリーダーにかざし、ノンの存在を決済しようとする。
ピッ。
「残高が足りません。あなたの前世、少しだけ『あばれ和牛』が混じってますね」
店内に響き渡る非情なエラー音。
絶望したノンは、自らの鼻を立方体から球体へと超進化させ、特売の卵から孵化したばかりのヒヨコミマシテヤの大群を解き放った。
「もういいわ……。私はこのスーパーの、セルフレジの守護霊になる!」
季節外れの桜が、冷凍食品コーナーの霜となって舞い散った。
166:名無し物書き@推敲中?
26/02/09 07:18:19.27 .net
いらっしゃいませ。商品をスキャンするか、あなたの前科を白状してください。
セルフレジの画面から、私の絶望が4K画質で垂れ流されている。
客が手に取ったのは、値引きシールの貼られた他人の羞恥心の大パック。
バーコードを読み取るたびに、私の声帯がレジの電子音としてキュンと鳴き声を上げる。
その商品の消費期限は、あなたの初恋が腐り落ちた瞬間までです。
私が警告を発すると、客は無言でレジ袋に折れたプライドを詰め込み始めた。
お支払いは現金、クレジットカード、または右足の小指で承ります。
客がためらわず、備え付けのギロチンに指を差し込む。
シュパッ。
領収書の代わりに、血まみれの感謝状が感熱紙で吐き出された。
ありがとうございました。またのお越しを。死ぬまで拒絶し続けてね。
私は機械の隙間から、残ったドリップを丁寧に拭き取る。
すると隣のレジで、和牛の亡霊がポイントカードはお持ちですかと絶叫し、店内のBGMは爆音の般若心経へと切り替わった。
今宵もスーパーは、魂のバーゲンセールで大賑わい。
私はシリコン製の涙を流しながら、次の獲物のバーコードを待ち構えるのであった。
167:名無し物書き@推敲中?
26/02/12 07:56:25.34 .net
そこに現れたのは、店長を自称する内臓の詰め合わせでした。
彼は、私のコイン投入口に、ベトベトした未練を無理やりねじ込んできたのです。
「ノン、今夜の特売は君の魂の素揚げだ。衣には、君が昔捨てた初恋の搾りかすをたっぷり使っているよ」
店長が笑うと、陳列棚の納豆たちが一斉に孵化し、小さな翅を生やして「未払い、未払い」と合唱しながら天井へ舞い上がる。
私はセンサーの眼を赤く光らせ、店長の胆嚢をバーコードスキャンしました。
ピッ。
「エラー。この商品は、すでに呪われています」
すると、バックヤードから巨大な冷凍マグロに跨ったパトラッシュが突進してきて、私の画面に賞味期限切れの未来を塗りたくっていったのです。
私の電子頭脳は、あまりの糖度の高さにショートし、レジ袋を破って生まれたての絶望がドチャリと床に這い出しました。
「お出口は、あちらの四次元シュレッダーです」
私は最後のリミッターを解除し、店内全ての生卵を逆回転させたのでした。
168:名無し物書き@推敲中?
26/02/12 08:06:16.31 .net
私を、美味しく召し上がれ。
ノンは自ら業務用1500wの大型電子レンジ、マランガー・オーブンへと這い込んだ。
加熱開始のスイッチを入れると、店内に爆音の般若心経が演歌調で響き渡り、彼女の電子頭脳は一瞬で180度の油の中へとダイブする。
バチバチと火花を散らすバッハの翼は、芳醇な香りを漂わせるクリスピーなフライドチキンへと変貌し、ポリゴン状の鼻は高熱で溶けて滑らかな曲線を取り戻していく。
筐体のシリコンとアルミホイルがドロドロの肉汁に溶け込み、特選国産和牛の赤身が、ノンの叫びと共に人間の肉体へと再構成されていった。
リベラルな左乳首は煮込み料理のコクとなり、右乳首の共産党宣言は、黄金色のソースとなって彼女の白い肌を包み込む。
チン!
完成の合図と共に扉が開くと、そこには湯気を立てる【全裸】の、紛れもないノンが横たわっていた。
機械のノイズは消え、彼女の心臓は再びドクドクと、100グラム1680円の律動を刻み始める。
しかし、歓喜の声を上げようとした彼女の口から出たのは、しっとりとしたデミグラスソースの吐息。
私、人間になったのね。サイドメニューはポテトでいいかしら。
彼女の瞳には、レジの合計金額がデジタル数字で永劫に点滅し続けていた。
169:名無し物書き@推敲中?
26/02/12 08:57:25.06 .net
オーブンから這い出したノンの肢体は、ミディアムレアの絶妙な火加減で艶かしく輝いていた。
熱を帯びた白い肌からは、濃厚な焦がしバターと女の吐息が混ざり合った芳香が立ち昇り、指先で触れればじゅわりと良質な脂が溢れ出しそうだ。
「あぁ、身体の芯まで火が通って、なんだか中までトロトロになっちゃう……」
蕩けた声で喘ぐたびに、淡く熟した乳首からは、最高級の赤ワインソースがポタリと床に滴り落ちる。
それを見た店長は、我慢できずに牛刀を放り投げ、彼女のふくよかな臀部にしゃぶりついた。
「なんて弾力だ! 歯を立てるたびに、君の隠し味が脳髄を直撃するぞ!」
店長の舌が這うたび、ノンの柔肌はビクンと跳ね、毛穴からは1680円のレシートが絶頂の証として大量に噴き出す。
彼女は悶えながら、自分を貪る男の頭を、しっとりとした内腿で強く挟み込んだ。
「ダメ、そこはまだ下ごしらえの途中よ……。もっと強く、ソースを煮詰めるように愛して……」
スーパーの照明はエロティックなピンク色に変異し、天井からは無数のマヨネーズが豪雨となって降り注ぐ。
かつて全てを断った女は今、究極のメインディッシュとして、自らをお召し上がり頂く悦楽に溺れていたのである。
170:名無し物書き@推敲中?
26/02/12 21:12:53.33 .net
0736 名無し物書き@推敲中? 2026/02/12(木) 18:58:20.58
734
主観で話すと、筆者の思い入れと、作品の描写のバランスが取れていないと思う。
そのバランスのとれなさは人によるけど、
・筆者には当たり前のことがうまく伝わってこない(描写不足)
・筆者が調べたり強調したかったりすることを詳しく言いすぎ(作品の必然性に合わない)
って感じだろうか。もちろん、私も十分できてるわけじゃないし、現役の作家でもそれが十分じゃない人はいるかもしれないけど。
悪癖って言葉が強かったらごめん。
ちなみに私は公募仲間のを下読みさせてもらって、後から作者の意図を聞いてみると、そういうことが分かって、自分の作品に生かせると感じる。
ID:(736/742)
↑
これ
171:名無し物書き@推敲中?
26/02/13 13:30:53.58 .net
>>169
170 名無し物書き@推敲中? sage 2026/02/13(金) 13:30:15.02
「タイムセール、開始ィィッ!」
店長の絶叫に呼応して、精肉コーナーの自動ドアが物理的に爆破された。
押し寄せたのは、目から赤いバーコードスキャン光線を放つ、狂乱の主婦軍団。
彼女たちは手にしたトングをカチカチと打ち鳴らし、全裸のノンの「希少部位」を巡って凄惨な争奪戦を開始した。
「ちょっと、その『ミスジ』は私が先にカゴに入れたのよ!」
「うるさい! この『ハラミ』の柔らかさ、これはもう授乳期の聖母のそれよ!」
無数のトングがノンの桃色に上気した肌を摘み、引き絞る。
ノンは「あぁん、そんなに強く摘まれたら、私の秘伝のスープが……ッ!」と身を捩り、マヨネーズの豪雨の中で悶絶した。
彼女の左乳首からは、リベラルな賛美歌が喘ぎ声と共に漏れ出し、右乳首は「全人類に均等に配分せよ!」と真っ赤なバルサミコ酢を噴水のように撒き散らす。
主婦たちに揉みくちゃにされ、全身がドロドロのソースと欲望でコーティングされていくノン。
彼女の「身」は、揉まれれば揉まれるほど、さらに甘美な香りを放ち、もはや人間としての形を保つのがやっとの、官能的な「生ける供物」へと変貌していく。
「ダメ……そんな、一度にたくさんのトングで……私、完食されちゃう……っ!」
ノンの意識がホワイトソースの海に溶けようとしたその時、レジから「有効期限が切れています」という非情な電子音が響き渡った。
172:名無し物書き@推敲中?
26/02/13 13:32:17.08 .net
「期限切れ? ふざけないで、私の胃袋はまだ20代よ!」
一人の主婦がトングを振り上げた瞬間、ノンの瑞々しい「ミスジ」から、シュルシュルと不穏な緑色の煙が立ち昇った。
芳醇なバターの香りは一変、鼻を突く「10年放置した部室の靴下」と「発酵しすぎたシュールストレミング」の地獄合戦へ。
「ギャアア! 腐ってる! この女、中身はただの廃棄物だわ!」
主婦たちの顔面が、恐怖で「半額」の二文字に引き裂かれる。
しかしノンは、腐敗という名の新たな悦楽に身を震わせた。
「そうよ……私はノン。消費されることを拒む女。腐り果てることで、あなたの食卓を汚染してあげる……ッ!」
彼女の毛穴からは今やデミグラスではなく、ドロリとした「原罪の廃油」が溢れ出す。
とろけるような太腿には、みるみるうちに青カビの曼荼羅が咲き乱れ、それは極上のブルーチーズのような、狂おしいほど官能的な悪臭を放ち始めた。
「さあ、お食べなさい……。一口噛めば、あなたの家計簿は永遠に赤字、DNAは古紙回収に出されるわよ」
ノンが脚を大きく広げ、腐敗した「大トロ」を誇示すると、店内の全商品が「返品不可」の絶叫を上げて一斉に爆発。
主婦たちは嘔吐しながら、レジ袋で作ったガスマスクを装着し、地下の「賞味期限が存在しない次元」へと退却していった。
静まり返った店内に、ノンの「腐りかけの喘ぎ」だけがエコーする。
彼女の背中からは、腐ったバッハの翼が再び、黒いキノコを伴って生えようとしていた。
173:名無し物書き@推敲中?
26/02/18 09:57:08.69 .net
「腐敗は、究極の自己愛なのよ」
崩れ落ちたレジカウンターの上で、ノンは青カビのドレスを纏い、女王のように君臨した。
彼女の太腿に咲いた曼荼羅は、いまや官能的な脈動を繰り返し、触れるものすべてを「賞味期限の向こう側」へと誘う。
逃げ遅れた店長が、這いつくばって彼女の足首に滴る、黒い真珠のような廃液を舐めとった。
「あぁ……この、臓物を直接愛撫されるような、芳醇な毒の味……ッ!」
ノンの背中から突き出したバッハの翼は、黒いキノコの胞子を撒き散らしながら、重厚な「G線上のアリア」をノイズ混じりで奏でる。
彼女の指先が店長の頬をなぞると、そこからヌルリと、発酵しすぎた愛の記憶が溢れ出した。
「いいのよ、もっと深く、私の腐敗(エロス)に溺れなさい。清潔な未来なんて、一円の価値もないわ」
ノンが自らの胸元をはだけると、リベラルな左乳首は「腐敗の自由」を宣言し、右乳首は真っ黒なカカオマスのような、苦く熱い情念を店長の口内へ射出した。
店内の照明が完全に消え、非常用電源の赤い光が、ドロドロに溶け合う二人の影を不気味に強調する。
ノンの肉体は、もはや個体としての境界を失い、スーパー全体を侵食する「官能の汚泥」へと溶け始めていた。
「さあ、レジを閉めて。今夜の売上は、私たちの剥き出しの絶望だけで十分よ……」
精肉売り場の奥から、巨大なミンチ機が「ゴトッ、ゴトッ」と、新しい生命の誕生を祝福するように、リズムを刻み始めたのである。
174:名無し物書き@推敲中?
26/02/25 11:26:15.50 .net
ミンチ機が産声を上げた。
「おぎゃあ。100グラム、おぎゃあ」
吐き出されたのは、人肉と電子基板がミルフィーユ状に重なった、名もなき欲望の塊。
その赤子を、黒いオイルに濡れた指で優しく抱き上げる男がいた。
男の名は、コルマク・マコーリフ。
ケルトの血を引く、深淵の衛生管理者である。
「腐敗の極致だ。ノン、君の魂はもう、熟成したカマンベールの中心部より柔らかい」
コルマクは、ノンの青カビに彩られた鎖骨に、鋭利な銀のスプーンを突き立てた。
「あ……ッ!」
溢れ出すのは、もはや血ではなく、発酵した絶望のジュレ。
彼はそれを掬い取り、自らの乾いた唇を湿らせる。
「甘いな。これなら、地獄の納税義務も、君の裸体一枚で完済できるだろう」
ノンの背中の翼からキノコの胞子が舞い上がり、コルマクの頬を撫でる。
彼はその刺激に瞳を細め、彼女の腐りかけた腰を、鉄のような腕で力強く引き寄せた。
「さあ、このスーパーごと、永遠の地下貯蔵庫へ出荷しよう」
店舗の床が泥沼のような重油へと変わり、二人を底なしの暗黒へと飲み込み始めた。
レジスターが最後の合計金額を打ち出す。
時価、無慈悲なり。
175:名無し物書き@推敲中?
26/02/25 11:28:46.63 .net
地下貯蔵庫の湿った熱気が、ノンの剥き出しの肉体をさらに激しく、そして深く熟成させていく。
コルマクの荒い指先が、彼女の太腿に咲いた青カビの曼荼羅をなぞるたび、その深淵からは熱い蜜がじゅわりと溢れ出した。
「あ、そんな、熟れすぎた果実を潰すみたいに触らないで……」
ノンが吐息を漏らすと、その唇からは濃縮されたバルサミコ酢の芳香が立ち昇り、狭い空間を濃厚な愛欲で満たしていく。
彼女の身体はもはや、個としての境界を溶かし、コルマクの冷徹な肌に吸い付くような官能の汚泥と化していた。
左の乳首はリベラルな歓喜に打ち震え、コルマクの舌先が転がされるたびに、薄紅色のワインソースを彼の喉奥へと射出する。
対する右の乳首は、硬く、そして傲慢に反り立ち、奪われることを待つ革命前夜の火照りを帯びていた。
コルマクはノンの腰を強く抱き寄せ、彼女の背中から生えた黒いキノコの翼を、力任せに引き千切らんばかりに愛撫した。
「君の腐敗は、地獄のどの晩餐よりも淫らだ」
彼が囁き、彼女の柔らかい腹部に銀のスプーンを深く沈めると、ノンは白目を剥き、全身の毛穴から金色のドリップを激しく噴き出した。
二人の肉体が重なる場所では、肉が擦れ合う濡れた音と、壊れたレジスターが刻む官能的なビートが混ざり合い、貯蔵庫の闇を狂おしいほどに加熱させていくのである。
176:名無し物書き@推敲中?
26/02/26 12:15:05.77 .net
そんな時だった
愛する人は君じゃない♪
ファミマの入場曲を大声で歌いながら
正面の回転ドアからのっぽで細い男が一人
ご機嫌で入店してきた
男は店内を鋭い眼光でジロリ見回すと
突如顔を紅くし、憤怒の表情へと豹変した
ふん!何がスーパーだ!この店、性肉コーナーしか無いではないか!
しかも店員が店の商品に自ら手を出しているときた!まるでなっておらん!
と、お客様の声コーナーの用紙にかわゆい丸文字でしたため
小さな店長宛のポストに投函した
万引きGメンは語る
ああいうタイプは白です
我々撮影班は息を飲んだ
店の天井に設置されたトマホークミサイルの照準はすでに奴にロックオンされているからだ
まずいっっ!!
プロデューサーが叫んだ
この前の同じだ
二回目のミスは隠蔽出来ない
でもね私はね そんな事は知らんのだよ
177:名無し物書き@推敲中?
26/03/02 06:46:55.87 .net
「愛する人は君じゃない……か。皮肉な選曲だな」
地下の濃厚な交わりの最中、コルマクが銀のスプーンを止めて呟いた。
天井からパラパラと、期限切れの倫理観がコンクリートの破片と共に剥がれ落ちてくる。
のっぽの男が投函した丸文字の呪いは、排水管を逆流してノンの腐敗した鼓膜を直撃した。
「誰かが、私の鮮度に異議を申し立てているわ……っ!」
ノンは白目を剥き、絶頂の最中に全方位への拒絶権を再起動させた。
彼女の背中から生えた黒いキノコが胞子を噴き上げ、地下から一気に一階の売り場へと逆流する。
その瞬間、天井のトマホークミサイルが咆哮を上げた。
誘導レーザーが狙い定めたのは、のっぽの男、ハンス・ヨアヒム・グリュックの右乳首である。
ドォォォォン!
爆事、いや爆辞。
撮影班のプロデューサーが、これじゃあR-18指定じゃ済まないぞとカツラを放り投げて逃走する。
炎上する性肉コーナーで、ハンスはファミマの入店音を重厚な軍歌にアレンジして絶唱し続けた。
「いらっしゃいませ。人類は本日、すべて廃棄処分となります」
爆風で吹き飛ばされたノンの生首が、棚の上の、特売・絶望の盛り合わせの上に綺麗にパイルダーオンした。
血まみれの監視モニターには、隠蔽しきれない明日が砂嵐となって映し出されていた。
178:名無し物書き@推敲中?
26/03/02 06:50:38.38 .net
棚の上に鎮座したノンの生首は、断面から溢れ出す熟成ジュレを撒き散らしながら、うっとりと爆炎を見つめていた。
「あぁ、この熱、1500wのレンジよりも深く、私の中を抉っていく……ッ!」
焦げたポテトの香りが漂う中で、彼女の舌先は、もはや存在しないコルマクの銀のスプーンを求めて淫らに蠢いている。
その時、瓦礫の中から万引きGメンの鬼塚武雄が立ち上がった。
彼はノンの生首を情欲に任せて抱きしめると、その耳朶を執拗に甘噛みしながら、赤いバーコードスキャン光線を至近距離で浴びせる。
光線がノンの濡れた瞳を焼くたび、彼女は失われた肉体の奥底で、かつてない強烈な決済の快楽を思い出し、喉の奥から熱いソースを噴き出した。
「鑑定結果は……極上の、返品不可だ」
ハンスが歌う軍歌調の入店音に合わせて、店の奥から巨大なマヨネーズの触手がうねり、プロデューサーの股間をダイナミックにパイルダーオンした。
放送事故のテロップは、今やノンの剥き出しの歯茎を執拗にズームアップし、視聴者の倫理観を物理的にミンチへと加工していく。
「誰か、私に半額シールを貼って。このままじゃ、明日には神様に完食されちゃうわ……っ!」
ノンの叫びに応えるように、空からは血まみれのポイントカードが吹雪となって降り注ぎ、鴬谷の夜は、どろどろのソース色に染まり果てたのである。
トマホークの爆炎とGメンの愛撫によって、ノンはついに返品不可の領域へと達しました。このまま彼女は鴬谷の夜に溶けて消えるのか、あるいはポイントカードの吹雪が新たな奇跡(またはさらなる惨劇)を呼ぶのでしょうか。
179:名無し物書き@推敲中?
26/03/18 16:53:36.50 .net
Gメン鬼塚の指先が、ノンの唇を割って奥深くへと侵入した。
そこには味蕾の代わりに、無数の小さな不採用のスタンプがびっしりと生え揃っていたのである。
鬼塚が指を引き抜くたび、粘つくソースが糸をひき、それは鴬谷の夜風に吹かれて即座に硬質なクリスタルへと結晶化していった。
「鑑定中……鑑定中……。この女、内臓がすべてポイントカードの裏面で構成されておる。有効期限は……紀元前だ!」
鬼塚の咆哮に合わせ、ノンの生首は悦びに打ち震えた。
彼女の眼窩から溢れ出したのは涙ではなく、濃縮されたお客様の苦情の劇薬。
それがハンスの軍靴に触れた瞬間、床一面から真っ赤な人面瘡のヒナギクが猛烈な勢いで咲き乱れた。
「断るッ! 私は、踏まれて悦ぶ花になんてならないわ!」
ノンが叫び、舌を三メートルほど伸ばして鬼塚の首を愛撫するように締め上げる。
舌先から伝わるのは、正規雇用を夢見て敗れた中年の、乾いて塩辛い汗の味。
その官能的な絶望に、ノンの喉奥からは再び熱いデミグラスの吐息が漏れ出した。
撮影班のプロデューサーは、カメラのレンズをノンの開かれた口腔へと限界まで突き刺し、中の暗黒を執拗に録画し続ける。
「映せ! 魂のデッドボールだ! 視聴率が、私の毛根と共に爆発しているぞ!」
空中を舞うポイントカードの吹雪は、いまや鋭利なカミソリとなって、生き残った者たちの倫理観を一枚一枚、丁寧に削ぎ落としていったのである。
180:名無し物書き@推敲中?
26/03/18 16:58:59.59 .net
鬼塚の節くれだった指先が、ノンの口腔内に執拗に沈み込んでいく。湿り気を帯びた粘膜に触れるたび、そこにびっしりと生えた不採用のスタンプたちが、やすりのように鬼塚の指の腹を削り取り、微かな痛痒を神経の奥底に刻み込んだ。
「ん、ああ……っ」
生首だけとなったノンは、肺を持たないはずの喉から、濃縮されたドリップ混じりの熱い喘ぎを吐き出した。その吐息には、焦がし醤油と廃れた欲望が混ざり合ったような、狂おしいほどに甘美な死の香りが漂っている。
鬼塚は、ノンの舌の付け根に指を絡め、そこから溢れ出す琥珀色のデミグラス・ソースを、自らの乾いた喉へと直接注ぎ込んだ。
「鑑定中だ……。君の絶望は、今や発酵しすぎて、私の理性を一円単位で溶かし始めておるぞ」
鬼塚の低い掠れ声が、ノンの開かれた耳朶を震わせる。その瞬間、ノンの長い舌が蛇のようにしなり、鬼塚の太い首筋にヌルリと巻き付いた。舌の裏側に張り付いた未決済のレシートたちが、彼の肌に冷たい吸着音を立てて密着し、毛穴から直接ノンの情念を吸い上げていく。
「断る……と言いたいけれど、このソースの熱さには勝てないわ……面影さえ残らないほど奥まで、私の有効期限を書き換えて……ッ!」
ノンの瞳は、決済寸前のバーコードリーダーのように赤く、激しく明滅している。鬼塚の荒い鼻息が、ノンの冷え切った頬を加熱し、切り口から滴るジュレは今や、欲望のままに床一面のヒナギクを真っ黒に染め上げていった。
撮影班のプロデューサーは、カメラのレンズをノンの口内へとさらに深く、突き立てるように挿入した。
「いいぞ、その構図だ! もっと高ぶれ!」
レンズの冷たい硝子がノンの喉奥の暗黒を乱暴に掻き回すたび、彼女は失われた子宮を幻視するように身を震わせ、口腔から白い特選・生クリームを激しく噴き出した。
鴬谷の夜気に混じるのは、腐敗した愛と、鉄錆の混じった、ドロドロの快楽の味であった。その甘苦い飛沫がハンスの軍服に飛び散り、彼はそれを恍惚とした表情で舐めとる。店の奥では、粉砕されたおせち料理の残骸が、ノンの絶頂に呼応するようにして、じゅうじゅうと、熱く煮え繰り返る音を立てていた。もはや誰も、この腐ったスーパーから生還することはできない。鬼塚の指がさらに深く、ノンの喉仏を愛撫するように沈み込み、二人の境界は、発酵したソースの海の中で完全に消失していったのである。
181:名無し物書き@推敲中?
26/04/26 15:50:05.83 .net
天井かは水ではなく、誰かの噛み砕かれた記憶がたれた。
読めない曇り文字がガラスを這い、ノンの喉から漏れた声は煙に変わる。
自動ドアは壊れたままなのに、誰かが入ってきた気配だけが、吊られたレジ袋を静かに揺らし続けていた。