19/06/01 14:20:11.34 .net
良恵は眉根を寄せ、怯えた表情で俊之を見つめた。
「なにをする気?」
口に出さなくても、互いになにをするかは察しがついた。
「やめて、嫌よ! あたし、そんなつもりじゃ……」
俊之は顔にへばりついたニヤニヤ笑いをやめない。
「じゃあ、どういうつもりで女ひとりで男の部屋に来たんだよ?」
ジーッと、スラックスのジッパーを下げる音がする。
良恵は、二十五を過ぎて、まだ処女だった。自分に穴があることは解る。それが男を悦ばせるためにあることも。
男に抱かれることを想像して、そこに指を遣ったこともある。だが、現実は……。
「ッ!」
初めて間近で見る男性自身に良恵は畏怖を覚えた。
(あんな大きなものが、あたしの中に挿入る筈がない……)
太くてゴツゴツして、湯気が立ち上りそうなほど熱気を孕んだ逸物を目の前に差し出され、良恵は寄り目にして呆然とそれを見つめた。
ただ、見つめているだけで下腹部が熱く火照ってくる。性への渇望と言い換えてもいい疼きに、良恵は身を捩らせた。割れ目から透明な露が染み出してショーツを濡らす。
「早く脱げよ。それとも服を引き裂いて欲しいか? そうなったら、どうやって帰るつもりだ?」
大きな声をあげて助けを呼べば誰か来てくれるかもしれない。だがしかし、俊之の実父は、良恵の父が勤める会社の社長なのだ。
(父さんに迷惑はかけられない。あたし独りが我慢すれば……)
「自分で脱ぎます」
そう言って、良恵は苦悶の表情で白いブラウスのボタンに手をかけた。指先が震えている。ドクドクと心臓が激しく脈打ち、羞恥心から頬が真っ赤に染まる。
はち切れんばかりに胸の部分が膨らんだブラウスのボタンを全て外し、良恵は猛々しくそそり立つ肉砲から目を逸らしながら、ブラウスを脱ぎ捨てた。
赤いフルカップ・ブラジャーに包まれた豊満な双房が、男の淫らな視線に晒され
る。隠しきれない女の色香が、見る者を虜にした。
「おおっ、お前、カップのサイズ幾つだよ?」
俊之が亀頭の先端から我慢汁を垂らしながら良恵に迫る。
「え、Hカップです……」
良恵は消え入りそうな声で、そう応えた。