19/03/13 00:08:56.80 .net
そろそれ俺も小説書き始めるかな。
そこで前に書いた小説を遂行してみた。
酷評よろしく。
1/3
私のもとに初めて内定を報せる電話がかかってきたのをゼミの連中に報告した時のこと、話の流れで「働くこと」についての話題になった。
「はっきり言って労働は邪魔ね」この時、のんちゃんはこう言い放った。
「ごめんなさいね。これは私にのみ当て嵌まることであって一般的なことではないから気にしないでね」と、のんちゃんは、このように皮肉めいた前置きをして語ったのだった。
のんちゃんには演劇がある。のんちゃんが演劇に命を賭けているということを誰もが知っていた。だからのんちゃんの言い放った言葉をみんな自然に聞いていた。
なかにはアンチもいて「でも働かない人ってどうなの?」とかなんとかボソッと呟いた女の子もいたことはいたが、若山ゼミ生の大半が「のんちゃんはのんちゃん、私は私」というスタンスを貫いていた。