19/03/01 04:06:11.47 .net
「ストーリー ロバート・マッキーが教える物語の基本と原則」の中に
頻繁に例として出てくるので、ポランスキー「チャイナタウン」を再見しました
非常に評価の高い作品ですが、あんまり面白くないな・・っていう初見の時に持った感想が、もう一度繰り返されました
「ストーリー」に書かれていたノア・クロスの発言の周到なダブルミーニングなどには、「なるほど~」と感心しましたが。
ピンと来ない一番の理由は、「何故近親相姦なのか?」ということです
ノア・クロスの異常性を描くためなのは分かりますが、
何かの象徴になり得ていますか?
象徴としての意味がない気がしますし、
水道利権という主線とも特に共鳴してないように見えます
ノアはイヴリンに続いてキャサリンまでを毒牙にかけようとしている、近親相姦の鬼のような男ですが、
そこに意味を感じないので、単なる理解不能な怪人に見えてしまうんですよね・・
人間としてのリアリティを感じないというか、記号的な存在に見えてしまう
ノアが近親相姦に異常に惹かれるようになったバックストーリーが設定してあるように見えない
自分が気づいていないだけで何か意味があるのでしょうか?