あなたの文章真面目に酷評します88at BUN
あなたの文章真面目に酷評します88 - 暇つぶし2ch95:し
17/05/04 04:42:12.88 .net
2
今になって僕は高橋と小学生の時分、どんな話しをしたのかをあまり憶えていないが、あの頃僕等は心が通じていたのは確かだ。
そんな高橋のことを中学校に上がった時から、吉田に誘いを受けるまで、あまり考えたことがなかった。
僕にとって高橋は、空気と一緒だった。僕は小学生の時高橋を異性として見たことはなかった。
ただ気の合うクラスメイトとしてしか僕は高橋をみていなかった。そして吉田の誘いを断わった後、気だるい日常のなかにまた自分を埋めていった。
それから毎日部活動に明け暮れる毎日を過ごしている。学校にいて、考えることといったら部活のことばかりだった。
そんな折、学校の帰宅途中に高橋が現れた。僕は部活を終え、部活の仲間と帰宅途中、通学路の電気屋の前に高橋はいた。
僕は高橋がいるということを認識はしていたが、彼女が何のためにここに立っているのかを考えずに高橋を一瞥しただけだった。
「おう、高橋じゃん」僕はそういったきり、歩を緩めなかった。高橋は小学生だった時分、ロングヘアーだった髪型が随分短めになっていた。
高橋の服装は私服だった。夏間近の風の強い日で、まだ肌薄着では肌寒むい夕暮れどきだったが、彼女は薄いブルーのワンピースを着ていた。
僕は連れと話しをしていたが、連れは何かに気づいて立ち止まり「おまえいいのか?」と云ったが、僕は殆ど高橋の存在を無視して歩いていた。


次ページ
続きを表示
1を表示
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch