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都市荒廃した理由:
ある都市の地下に新種のエネルギー資源が眠っていることが発覚。しかし調査のためには、住民を追い出して建物を取り壊し、都市を破壊する他はない。
何としてでも資源を確保したい外部の人間と、都市の存続を主張する内部の人間との対立は激しくなっていく。やがて様々な方面から圧力がかけられ、都市は隔離されていく。
外部との関係を全て断ち切られたその都市は、都市としての機能を維持できなくなり、次第に荒れ果てていくのであった。
学園がある目的:
元々は普通の公立高校であったが、都市封鎖以降は外部から攻めてくる敵と戦える人材を育成する機関へと姿を変える。
地下資源確保のための都市破壊を防ぐため、教育によって従えやすい子供たちが利用されることとなった。
大筋ストーリー:
都市がまだ完全に荒廃する少し前の話。ある学園に通う主人公は、戦闘総合序列の中頃に位置するありふれた生徒。一生懸命訓練に取り組んでいた。
ある冬の日の放課後、主人公が自主練をしていると序列上位の少女から、自分たちは都市の上層部に利用されている、と告げられる。
その日の夜、都市の長である父に話を聞くも、そんなのは出鱈目だと突っぱねられてしまった。
あの日から、主人公は訓練をこなしつつ少女と調査を続け、初めての実戦で本当の敵は父であることを確信することとなる。
都市の上層部は外部と通じており、この戦いは父親を長から引きずり降ろさなくては終わらない。
主人公たちは序列のトップを目指し、外部の敵と戦いつつ内部組織を崩壊させ、最終的に父親を長の座から退けた。
しかし、都市はすでに荒廃しきっており、人の住める場所ではなくなっていた。外部との内通者を失い、都市はなすすべもなく外部からの一斉襲撃で陥落する。
成功の喜びから一転、絶望の淵へと落ちていく主人公たちは、死に際に振り返る。
自分たちのやってきたことは、一体何だったのだろう。意味はあったのだろうか。
頬を伝う涙が乾いた大地に染み込み、消えていく。二人はそっと見つめ合い、笑い合う。
春にどれだけ綺麗な花を咲かせる木々だとしても、邪魔であれば切り落とされる蕾を付けた枝ように、彼らもまた雪解けの前に命を散らす。