15/09/26 08:29:05.00 .net
自称講師の説明下手でよく分からん話になっとるな。
A地点からB地点に行く理由が何かあるとする。その方法は幾らでもあるし、
誰でも考えられる話だな。歩いてもいいし、電車でもいい。距離によっては飛行機もアリだな。
で、ここまでが普通の者が普通に辿り着ける所で、その先が問題になっているんだろ。
A地点からB地点に本当に行かないといけないのか、って事だ。
どれだけかっちりした理由があってもだ、その部分に疑いの目を向ける事が大切になる。
分かり易い例えでベストセラーになった本があるとするだろ？
これが感動のストーリーで読んだ者のほとんどを泣かせる。読者は良い話だなと思う。
読者ならここで終わってもいいが、俺達は作家を目指している。そこで終わっちゃ話にならん。
作家志望者ならストーリーを疑わないとな。これ以上の感動する話に持ち込めないかってな。
展開の分岐となる女と会わなければどうなるか。事件の首謀者の男があの時に銃を手に入れられなかったら。
一つの答えである本作を疑ってアナザーストーリーを幾つもひねり出す。全部を比べる事で新しい発見もあるかもしれないぜ。
本作を越えるアナザーストーリーを生み出す事も出来るかもな。
ここまでくれば分かるだろ。同じ答えである本作を読んでいながら読者にはならずに作者になる。
結論は「答えを疑え」だ。提示された答えを自分なりに疑って思索して新たな展開を生み出す。
この脳の使い方が作家には必要だと思うぜ。どんな些細な事にも疑って創造する。
誰でも出来る頭の体操で作家脳を鍛えられるんじゃないのか。
ま、俺の話はこれで終わるわ、邪魔したな。