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星新一に憧れてss書いたから評価して欲しい - 暇つぶし2ch19:名無し物書き@推敲中?
14/07/25 21:39:35.01 .net
「妖怪退治」

ある村の近くの森に妖怪が出るようになった。
困った事にこの妖怪の姿を見るとたちまち熱病におかされ、一晩も経たないうちに死んでしまうのだ。
多くの木こりや猟師が犠牲になったので、村でも豪胆な事で有名な太一という男が妖怪退治に向かうこととなった。
彼は、村の役者から衣装を借りて天狗に変装をした。人間だとバレると食われてしまうかもしれないと思ったからだ。
そして、妖怪が出るという噂のある場所で切り株に目を閉じて腰掛けていると、この世の物とは思えない、恐ろしい声が聞こえてきた。
「お前は誰だ?」
太一は落ち着いて答えた。
「ワシはここから20里ほど離れた山に住んでいる天狗じゃ」
「天狗がなぜこんなところにいる?なぜ、ずっと目を閉じておるのだ?」
「実は山で修行中に目を怪我して見えなくなってしまったのだ。この森の湖で採れるという黄金の魚を食べれば目を治せるのだが、神通力で湖の場所を突き止めたはいいもののこの道を見えない目で歩く事は到底できない。そこで、誰か手を引いてくれる者を待っていたのだ。」
「なら、俺が案内してやってもよいが、礼に何をくれる?」
「そうだのう、もし魚が手に入ったら釣り上げた他の魚はお前にやることにしよう。」
魚がもらえると知った妖怪は喜んで太一の手を引いてやった。
太一は森の事を知りつくしていたので、目をつぶったままなんなく湖までたどり着いた。
「着いたか、どれさっそく釣るとしようかな。」
釣りの名人でもあった太一は次々と魚を釣り上げたが、黄金の魚は一向に釣れなかった。
魚を見て、辛抱しきれなくなった妖怪はどなった。


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