14/08/07 22:02:37.34 .net
>>909
この件について書き込むのは一度だけにします。
奥行きと深まりとは、読者が年齢と経験を重ねるごとにその小説世界が
違った様相で立ち現れるという意味です。
消費されてしまうことなく、何度でも読み返したくなり、読み返す毎に
小説世界に新たなる意味と感じ方をしてしまうという
そうした小説を書きたいのですが、それはどうしたら可能か?
行き着いたのは、作者が小説を閉じた世界にしてしまわないということです。
作者が書いた小説ですから閉じているわけですが、その小説に読者の想像的世界
が重なり合うように意図的に創り出したらどうなるか?
読者の想像は年齢と経験を経る毎に変わるはずです。小説世界が読者の心の
反映でもあるからです。小説の奥行きと深まりも増すはずです。
これはわたしの文学観というか野心というか理論的なものです。
証拠ですが、わたしの小説を読んで下さい。
言っていることが成功していなければ証拠とはなりません。
成功しているならば、それが証拠でしょうね(笑)。
読者の想像を誘い出し飛翔させるとは、成功させるための必要条件です。
詩的描写によって試みようとしているのですが
描写に牽引力がなければ失敗ですよ(笑)。
「浮薄なる饒舌」とは懐かしい。2008年のぶっ飛び騒動があったポプラ社の新人賞スレで
打ち上げ花火のように、ぱっと咲いては一瞬にして消えていった言葉です。
この言葉自体が実体のない虚しい幻でしょう(笑)。
では、ごきげんよう。