12/09/09 17:43:18.87 .net
>>82
ちょと思ったことを書かしてください
>つまり会話をさせ、登場人物がどんな人であるかを明確に示し、
>彼らはいま何をしているのかを読者に理解させ、色々と動かすのです
わたしは、登場人物は生きているものと思っておりますので
当然に小説の中で変わっていくものと考えております
それに人とは自分でも気づかずにいる闇の部分を抱えているものと思っています
従って、明確な人物像を描いて固定してしまった時点で
物語はただのお話しになってしまい、複雑で底深い人間模様は描けないとも思います
>どうしても必要であるならばもっと出来事に関連づけて説明してほしい!
>そういう性質の人物だ、という描写なら短くまとめてください!
わたしは説明は極力避けております。何故なら、読者の想像を奪い
それによって物語りの奥行きと余韻とを奪ってしまうからです
説明は限定するものです。つまり、いつ読んでも変わりません
しかし、読者の想像を呼び込むような深みと奥行きを持ち
余韻を醸し出すような小説は、同じ読者でも、人生経験を積み重ねただけ
また、そのときの自分が置かれた状況によって
違った読み方ができるものだと思ってもおります
つまり、小説は一度読んだだけで消費されてはしまわないのです
小説世界がそれだけ奥深いということだと思います
できれば、わたしはそうした小説を書きたいものだと、常々考えております