12/08/26 18:04:14.76 .net
52です
わたくしの信じる文学とは、広く大衆を見据えたものであるのです。
大衆の心に訴え、魂ごと揺さ振りたいのです。
したがって、芸術という象牙の塔に篭って、高踏的な視線で大衆を見下すような文学に
価値を見出すことはありませんし、文学の名で高尚な論理や思想を語るつもりもありません。
いかに熱く大衆の心に響く言葉を綴れるか、ということに主眼を置いているつもりです。
大衆の心と響き合うためには、先ずは大衆の心を鷲づかみにしなければなりません。
わたくしが小説の骨格として物語性と面白さとを重視するのは、
大衆の心を惹き付けるためにほかなりません。
しかし、ただの物語性と面白さだけでは、文学とはいえないと考えております。
そこにはわたくしなりの思想と世界観が、空気のような背景となって息づいていなければ、
意味がないと思っています。この思想と世界観こそが、
わたくしが広く大衆に問いたいものだからです。
この思想と世界観を大衆の心に突きつけたいのです。
そして、大衆の心を揺さ振りたいのです。
更に言えば、魂を揺さ振ることで、
大衆の意識と世界観とを変えたいという野心があるのです。
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